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国際政治・世界事情

2041チバQ:2011/02/07(月) 22:01:02
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011020702000034.html
ピラミッド、土産店、博物館… 観光スポット 閑散
2011年2月7日 朝刊

6日、門が閉じられたエジプト・ギザのピラミッド前で、観光客が来ないことを嘆くラクダの客引きら=弓削雅人撮影


 【カイロ=弓削雅人、清水俊郎】混乱が続くエジプトで、ムバラク大統領(82)の即刻退陣を求めるデモは6日も続いたが、事態の収拾を切に願う人も多く、特に主要産業の観光に携わる人たちにはその思いが強い。騒乱の巻き添えになるのを恐れ外国人旅行者が続々と出国した今、閑散とした観光スポットで悲鳴を上げている。

 「商売あがったりだよ」。首都カイロから車で約三十分。ふだんなら朝からごった返すギザのピラミッドの門前広場は六日昼、静まり返っていた。観光客を乗せるラクダを連れて立っていたハッサンさん(19)は「客が来ない」と、記者に強い口調で訴えた。

 デモが激化した先月下旬からピラミッドに通じる道は閉鎖。兵士と装甲車が不審者を警戒している。知らずにリュックサックを背負ってやって来たドイツ人男性(24)が、固く閉じた鉄格子の門とその先のピラミッドを恨めしげに見つめていた。

 ツタンカーメン王の黄金のマスクで知られるカイロ中心部のエジプト考古学博物館も閉じたまま。宗教財産省の広報担当ネビンさんは「再び開館できる時期は未定」と話す。先月二十八日にデモに乗じた暴徒約千人が侵入、黄金のマスクは無事だったが、古代の彫刻やつぼなど七十点が破壊された。

 翌日から軍が門前に戦車を配置。デモ中心地タハリール広場の間近にあり、観光客が近寄るのは難しい。

 「広場に居座る連中は神を畏れよ。(社会の混乱で)人々が家族を養えなくなっている」と訴えるのは、カイロの観光市場ハーン・ハリーリの土産物店で働くアシュラフさん(39)。スフィンクスの置物や古代エジプトの神々の絵などを売る店がずらりと並ぶ市場だが、デモが始まって以来、ほぼすべての店がシャッターを下ろした。

 「店の家賃だけでも毎月五万エジプトポンド(約七十万円)かかる。このままだと店をたたむしかない」と話すのは、同じ市場の高級貴金属店主アイマンさん(33)。「デモが終わったら戻ってくるよう日本人に伝えておくれよ。安くするからさ」

 スレイマン副大統領は四日、混乱による経済的損失は「観光業だけで十億ドル(約八百二十一億円)に上る」と国営テレビで説明。デモ隊に自宅に戻るよう呼び掛けた。


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