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国際政治・世界事情

5014チバQ:2012/09/14(金) 22:24:14
http://mainichi.jp/opinion/news/20120914ddm003030084000c.html
クローズアップ2012:駐リビア米大使殺害 権力空白で過激派暗躍 武装50人が襲撃か
毎日新聞 2012年09月14日 東京朝刊


拡大写真 イスラム教の預言者ムハンマドを冒とくしたとする米映画をきっかけにエジプトで始まった反米デモは13日、中東イスラム圏各地に拡大した。リビアでの米大使殺害事件は民衆の抗議にまぎれたイスラム過激派のテロを疑う声もあり、反米行動は重層的な様相を見せている。昨年来の民主化要求運動「アラブの春」でイスラム勢力が伸長した国々で噴出する反米感情に、民主化を後押ししてきたオバマ米政権は苦慮している。【カイロ前田英司、ワシントン白戸圭一】

 ◇周到に計画、デモに乗じ
 領事館襲撃事件は11日午後10時ごろ、映画への抗議デモが続くさなかに起きた。武装集団は領事館本館前の警備員らを銃撃戦の末、約15分で排除。内部に侵入し、本館に火を放った。当時館内には25〜30人がいて別館などに逃げたが、スティーブンズ大使ら4人が死亡した。

 米紙ワシントン・ポスト(電子版)によると、事件の1時間以上前、約50人の武装集団が領事館前に現れ、デモ隊に加わる姿が目撃されている。襲撃事件は当初、抗議デモが過激化したものと見られたが、犯人グループは携行式ロケット弾を所持するなど、領事館の警備員より重装備だった。このため周到に準備を整え、エスカレートする抗議デモの混乱に乗じたとの見方が強まっている。

 「我々の領土を報復の舞台にすることは断じて許さない」。リビア国民議会のマガリエフ議長は12日の会見で、米領事館襲撃が01年の米同時多発テロと同じ9月11日に発生したことを強く意識し、テロ事件との認識を示した。米国も▽9月11日に起きた▽普段トリポリに駐在する米大使の所在を把握していた可能性がある−−などから、計画的な犯行を疑う。

 リビアは40年余りにおよぶカダフィ前政権が崩壊した昨年の民主化闘争に伴い、「権力の空白」に陥った。前政権を倒した革命派の一部が武装解除せず「民兵」化したほか、前政権を支持した武装勢力やイスラム過激派が暗躍し、当局はこうした勢力を制御できずにいる。ベンガジはリビア第2の都市だが、保守的な土地柄で知られ、イスラム色が強い。約3カ月前には駐リビア英大使の車列が英領事館近くでロケット弾を撃ち込まれるなど、米欧を狙ったとみられる攻撃が過去にも起きている。

 今回の襲撃事件の背景は不明だが、6月にはパキスタンで国際テロ組織アルカイダのナンバー2で、リビア出身のアブヤヒヤ・リビ幹部が米軍の無人機空爆で殺害されており、その報復だったとの臆測も出ている。しかしアルカイダの思想に共鳴し、ベンガジを拠点とするイスラム過激派「アンサール・シャリア」は13日、関与を否定する声明を出した。

 現地社会情勢に詳しい「リビア戦略未来研究所」(トリポリ)のアブバクル研究員は、襲撃が計画的な可能性を指摘したが、9・11や米映画とは関係なく「リビアを混乱させたい勢力による一過性の事件に過ぎない」と述べた。カダフィ前政権を支持する勢力が現状に対する不満のはけ口として襲撃事件を引き起こしたとの分析だ。


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