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国際政治・世界事情

1622チバQ:2010/09/21(火) 20:52:29
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100921/mcb1009210504026-n1.htm
政権維持の陰に高速通信網 豪労働党、地方普及策で無所属から支持 (1/2ページ)
2010.9.21 05:00


インターネットを楽しむオーストラリアの女性。同国人口の9割をカバーするブロードバンド計画が無所属議員の動向を決した(ブルームバーグ)【拡大】
 先月21日の総選挙で「ハングパーラメント(宙ぶらりん議会)」となったオーストラリアでは、動向が注目されていた無所属議員がギラード首相率いる与党・労働党支持を表明し、現政権が継続する見通しとなった。支持獲得の背景には、首相自ら提示した全国的なブロードバンド網の整備計画がある。

 ともに大都市圏以外の選挙区から無所属議員として選出されたウィンザー議員とオークショット議員は、与党支持を決めたポイントとして労働党の掲げる全国規模でのブロードバンド網整備を挙げた。光ファイバーを用いたこのネットワークの確立には、430億豪ドル(約3兆4650億円)が投じられる計画だ。ウィンザー議員は「地方在住者に最新のインフラ環境を提供するまたとないチャンス」と期待を寄せる。

 自由党のアボット党首率いる野党・保守連合も同様の計画を発表していたが、無所属議員は630億豪ドルと計上された予算に対して、「現実的ではない」との判断を下したもようだ。

 メルボルンのディーキン大学で講師を務める政治アナリスト、ザレー・ガザリアン氏は「国土の広大なオーストラリアでは、地方ほど公共サービスの質が低下する傾向にある。都市部と同様のブロードバンド網を地方で展開することは容易ではないが、今回の計画で可能性は広がるはず」と指摘した。

 労働党によるブロードバンド網の設置は2018年に完成する予定。これにより人口の93%が転送速度毎秒100メガビットの光ファイバーケーブルで結ばれることになる。残りの7%については、ワイヤレスブロードバンドと衛星ブロードバンドのサービスでそれぞれ対応する方針だ。今回の計画は、豪政府による単独のインフラ整備事業としては過去最大の規模となる見通し。

 通信事業コンサルタント会社オーバムのリサーチディレクター、ケビン・ヌーナン氏は「無所属議員らに対し労働党からどのような譲歩が提示されたかは明らかになっていないが、ブロードバンド網の導入は彼らの選挙区がある地方を中心に進められる公算が大きい」との見方を示した。

 労働党は、オーストラリア最大の電話会社テルストラと法的拘束力を持たない合意を結んでいる。合意内容は、新たなブロードバンド網設置に伴い、テルストラが110億豪ドルの補償金と引き換えに既存の銅線ケーブルを閉鎖。現加入者を政府のサービスへ振り替えさせるというもの。現時点でテルストラ側は補償協定の内容を支持しているが、出資者や反トラスト規制当局からの承認はまだ得られていない。銅線ケーブルネットワークは、テルストラの手がけるなかで最も利益率が高い事業だ。(ブルームバーグ Robert Fenner)


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