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国際政治・世界事情

5114チバQ:2012/10/09(火) 22:14:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121009/erp12100914560003-n1.htm
【Viva!ヨーロッパ】
ドイツ 統一シンボル 旧東独の人気キャラ
2012.10.9 14:54 (1/3ページ)

【Viva!ヨーロッパ】ベルリンの繁華街に設置されたアンペルマンの信号機。かわいらしさが特徴だ=9月25日、ドイツ・首都ベルリン(宮下日出男撮影)
 1990年の東西ドイツ統一から10月3日で丸22年。旧東独の面影が時と共に薄れていく首都ベルリンで、逆に存在感を増している旧東独のシンボルがある。歩行者用信号機にあしらわれた「アンペルマン」。今や旧西ベルリンの信号機にも使用が広がり、関連グッズも人気だ。

 ■アンペルマン救え

 アンペルマンは信号機の緑と赤のランプ部分に描かれた人のデザイン。帽子をかぶった子供のようにみえるかわいらしさが特徴で、緑では歩く姿を、赤では両腕を横に広げて立ち止まる姿をかたどっている。

 まだ歩行者用信号機が少なかった1961年、子供が被害にあう事故の多発を痛ましく感じていた交通心理学者のカール・ペグラウ氏(故人)が旧東独交通局の依頼を受けて考案した。その後は信号機にとどまらず、交通教育番組にも登場し、旧東独に浸透していった。

 事実上、西独による東独の吸収合併だった統一後、道路標識などさまざまな制度や規格が西独式に取り替えられると、アンペルマンも“絶滅”の危機に見舞われた。だが、市民らの間に「アンペルマンを救え」との運動が広がり、ベルリン市当局は2005年、旧西ベルリン地区も含めて信号機にアンペルマンを採用することを正式決定した。

■誕生50年イベント

 「レストランの明かりもない夜の街中で、傾いた信号機に輝いていた姿が、とても愛らしかった」。統一直後を振り返る関連グッズ販売会社「アンペルマンショップ」のマルクス・ヘックハウゼン社長(51)は、アンペルマン復活の立役者の一人だ。アンペルマンに魅了されたヘックハウゼン氏は不要になった信号機の部品を使い、アンペルマンのランプを製造し販売。その活動が知られ、救済運動と合流した。さらにペグラウ氏の賛同を得た上、信号機製造会社とともにアンペルマン・デザインの信号機をベルリン市に持ち込んだ。

 誕生50年を迎えた昨年には、アンペルマンの信号をリボンで飾る記念イベントを実施した。その作業から「ベルリンの8割くらいの信号は、もうアンペルマンじゃないか」(ヘックハウゼン氏)とも推察する。まさに旧東独の文化が旧西独を席巻する格好だが、ヘックハウゼン氏はこう語る。

 「アンペルマンは今や東西ベルリン統一のシンボルだ」

■関連グッズ500種

 アンペルマンの浸透には歴史的背景だけでなく、関連グッズの人気も一役買っている。ベルリン市内5カ所のアンペルマンショップが扱うのは、カバンやカップ、キーホルダーなど約500種類。アンペルマンの女の子版「アンペルメドヘン」なども登場した。

 「ノスタルジーというより、おもしろいから典型的なベルリンの土産にちょうどいい」。西部コブレンツからベルリンを訪れ、ショップに足を運んだ若者カップルは口をそろえた。中部カッセルからきた夫婦は「私らの街には店がない。出したら売れると思うけれど、私らが出そうか?」

 人気キャラクターとしても広がりを見せるアンペルマン。実は日本とのゆかりもある。ベルリンは森鴎外の留学先として知られるが、そのうちミッテ区は鴎外の出身地、島根県津和野町と姉妹都市関係にある。津和野町では昨年から、アンペルマンをあしらった町営バスの運行も始めている。(ベルリン 宮下日出男、写真も/SANKEI EXPRESS)


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