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国際政治・世界事情

7249チバQ:2014/01/10(金) 22:09:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140110/amr14011021500010-n1.htm
裸での身体検査など「屈辱的扱い」 逮捕のインド人女性外交官が米国を出国
2014.1.10 21:46

ニューヨークのインド総領事館の副総領事在任当時、同総領事館でのイベントに出席したデブヤニ・コブラガデ氏=2013年6月(ロイター)
 【ニューヨーク=黒沢潤】ニューヨークの連邦大陪審は9日、インド人のメイドの労働ビザを不正に取得するため、給与に関する虚偽の報告をした罪で、ニューヨークのインド総領事館で副総領事を務めていた女性外交官、デブヤニ・コブラガデ氏(39)=事件後、国連代表部に異動=を起訴した。ロイター通信によると、コブラガデ氏は外交官免責特権を認められ、インドに帰国した。

 起訴状によると、コブラガデ氏はニューヨーク赴任前の2012年秋、同行するメイドの給与を米国での法定水準を上回る額にするとの虚偽の報告をし、不正にメイドの労働ビザを取得したとされる。

 しかし、実際には法定水準を大きく下回る月3万ルピー(約5万円)で契約が結ばれており、日によっては時給が1ドル42セント(約149円)になることもあったという。

 コブラガデ氏は公衆の面前で手錠をかけられ、裸での身体検査を強いられるなどしたため、インド政府が「屈辱的な扱いだ」と米国政府に厳重抗議していた。

 ニューデリーの米国大使館前に設置されていた警備用バリケードが撤去されるなどの報復措置もあり、両国関係がぎくしゃくしていた。

 米国政府はコブラガデ氏に総領事館の職員よりも特権範囲が広い国連代表部職員としての免責を認めたが、米国の国連代表部は、コブラガデ氏が再び米国に戻れば、刑事訴訟の対象となる可能性を示唆した。


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