したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

国際政治・世界事情

7252チバQ:2014/01/11(土) 13:33:49
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014011002000135.html

チュニジア政権退陣 行き詰まるイスラム政党














2014年1月10日 朝刊





 【チュニス=今村実】政情が混乱するチュニジアで、「ジャスミン革命」を受け二年余前に発足した、イスラム政党アンナハダ主導の暫定政府が退陣した。首相府は本紙取材に、革命三周年を前にした九日、ラライズ首相がマルズーキ大統領に辞表を提出したと明らかにした。


 昨年七月に崩壊したエジプトのモルシ政権に続き、「アラブの春」後に発足したイスラム政権の行き詰まりを象徴。無所属のジョマア産業相が新首相として中立的な政府を発足させ、本格政権に向け大統領選や議会選を年内にも実施する。


 AFP通信などによると、政権運営に国民の不満が高まったアンナハダは、今月の憲法制定作業でも大幅な譲歩を迫られた。「イスラム教は立法の主要な源」とする条文を盛り込むことを断念。信教の自由や男女の権利の平等などに関する条文も、受け入れた。


 背景には、エジプトでモルシ政権を支えたイスラム組織ムスリム同胞団が、事実上の軍クーデターで大打撃を受けた状況がある。同胞団は排他的な政権運営や強硬な憲法制定を推し進め、反発を受けた。


 本紙取材に、チュニジアの評論家アレイヤ・アラーニ氏は「経済悪化で反政府デモが頻発しかねない。さらにエジプト政変を目の当たりにし、同じシナリオを避けるため、イスラム政党としての姿勢を再考せざるを得なかった」と指摘。


 その上で、年内に実施される議会選での勝利に焦点を移す戦術とみる。人気が低下したとはいえ依然、有権者の20〜25%の支持を維持しているとみられ、いったんは譲歩し、組織立て直しを図る狙いだ。


 選挙前、政権党として国民の批判の矢面に立つのを避ける意図もありそうだ。


 チュニジアは二〇一一年一月十四日、ベンアリ長期政権が崩壊、「アラブの春」の先駆けとなった。同十月の制憲議会選で第一党となったアンナハダが左派政党と連立で暫定政権を樹立。だが、経済回復の遅れに国民の不満が高まった上、昨年は野党指導者ら二人が相次いで暗殺され、政情が不安定化。アンナハダへの退陣圧力が強まった。

http://mainichi.jp/select/news/20131216k0000m030036000c.html

チュニジア:暫定首相に無党派のジョマア産業相で合意

毎日新聞 2013年12月15日 19時43分


 【カイロ秋山信一】チュニジアの与野党は14日、反政権デモの拡大による政局の停滞を打開するため、無党派のジョマア産業相(51)を次期暫定首相に選ぶことで合意した。国営TAP通信が伝えた。イスラム政党「アンナハダ」中心のラライズ内閣は近く総辞職し、新憲法策定後に行われる大統領選挙と国会選挙まで、ジョマア氏が率いる実務者内閣が政権を担う。

 国営通信によると、与野党が推薦した6人の候補者から投票でジョマア氏が選出された。10月に始まった与野党協議は首相人事で難航。92歳の元閣僚の起用でいったん合意したが、本人が高齢を理由に固辞するなど迷走した。仲介役の労働総同盟が14日を首相人事の最終期限と通告し、土壇場で与野党が歩み寄った。

 チュニジアでは2011年1月に反政権デモでベンアリ独裁政権が崩壊し、民主化要求運動「アラブの春」の先駆けとなった。今年2月と7月、アンナハダに批判的な野党指導者が相次いで暗殺されたのを契機に、世俗派中心の反政権デモが拡大し、民主化プロセスは大幅に遅れている。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板