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国際政治・世界事情

4772チバQ:2012/07/23(月) 22:02:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120723-00000074-san-int
ノルウェー 連続テロから1年 苦悩する多文化社会 「開放政策」決意揺るがず
産経新聞 7月23日(月)7時55分配信

 【ロンドン=内藤泰朗】ノルウェーで77人が犠牲となった連続テロから1年となる22日、首都オスロなどで追悼式典が営まれた。欧州で最も寛容な多文化社会を推進する「平和国家」を襲った事件は、第二次世界大戦後の同国で最悪の犠牲者を出す悲劇となった。移民政策をめぐる大きな議論を引き起こしたが、苦悩を抱えつつも多文化主義を推進するノルウェー政府の決意は揺らいでいない。

 式典で、ストルテンベルグ首相は「爆弾と銃弾はノルウェーを変えることを狙っていた。国民は私たちの価値観を奉じることで応じた。殺人者は失敗し、国民が勝利した」と訴えた。

 ◆首都などで追悼式典

 首相はこの日朝、反イスラム思想を唱える極右主義のアンネシュ・ブレイビク被告(33)が爆弾を爆発させ、8人が死亡したオスロ中心部の政府庁舎近くの現場を訪れ、献花した。周辺のビルはいまも覆いがかけられ、事件のすさまじさを物語る。

 続いて第2の事件である銃乱射の現場となった首都北西のウトヤ島で営まれた追悼式典に参列した。事件当時、島では連立与党・労働党の青年部集会が開かれており、集会に乱入したブレイビク被告は逃げ惑う10代の若者たちに銃を無差別に乱射、69人が死亡した。

 合わせて77人が死亡し、242人が重軽傷を負った連続テロの記憶はいまも、遺族や関係者の心に重くのしかかったままだ。

 テロの罪に問われたブレイビク被告は公判で、「イスラムの侵略と多文化主義から国を守る必要があった」と主張。生存者らは、友人の遺体の下に隠れて助かった経緯など当時の状況を生々しく証言し、移民政策に敏感な欧州各国にも衝撃を与えた。

 人口約490万の1割以上が移民のノルウェーでは、事件を機に移民の管理強化や流入阻止を呼びかける強硬論も出たが、政府は「怒りにまかせて警察権力を強化して移民を排除しても問題は解決しない」と反論し、多文化主義と開放政策を継続する意向を示した。

 ただ、「ドイツを含む欧州では、移民排斥を訴えるネオナチなどの極右組織が活動を禁止されているにもかかわらず拡大している」(英BBC放送)という。

 ブレイビク被告の裁判は6月に結審し、8月24日には判決が言い渡される。焦点だった責任能力の有無については両方の精神鑑定結果が出ている。どのような判決が下されても、欧州の移民政策をめぐる議論が今後も続くことは確実だ。


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