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国際政治・世界事情

7861チバQ:2014/04/20(日) 23:04:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140419/mds14041908370003-n1.htm
アルジェリア軍は「キングメーカー」 政治に強い影響力
2014.4.19 08:37 (1/2ページ)
 アルジェリアでは軍が強い政治的影響力を持ち、「キングメーカー」とさえ呼ばれる。高齢で健康問題があるにもかかわらず、軍がブーテフリカ大統領(77)に4期目を託したのは、与党・アルジェリア民族解放戦線(FLN)などとの“調整”の中で、当面の国内安定とお互いの利権維持を優先したためだとみられる。

 アルジェリアでは1950年代からフランスの植民地支配への武装闘争が展開され、62年に独立を達成した。軍は独立後も政治への関与を続け、92年にはイスラム勢力が圧勝した議会選をほごにして一時、全権を掌握。ブーテフリカ氏が99年に初当選した際も軍の意向が働いたとされる。

 一方で同氏は近年、軍内でも特に強い権限を持つ諜報部の切り崩しを図ろうとしてきたといわれる。今回の大統領選では、諜報部のトゥフィク長官が一時、ブーテフリカ氏4選に難色を示し、両氏の権力闘争が表面化したとも伝えられた。

 ただ、ブーテフリカ氏周辺や与党FLN関係者らは、軍中心の権力機構に連なることで主要産業である石油分野などの利権の恩恵を受けてもいる。また、同氏やトゥフィク氏ら現在の最高権力層は、対仏闘争に参加した世代であることを正当性の源泉として長年にわたって権力を保持し、次世代の指導者育成を阻害してきたとも指摘される。

 これら支配層にとっては政治混乱を回避することが共通の利益であり、ブーテフリカ氏4選はその“落としどころ”だったといえる。

 さらに、国際テロ組織アルカーイダ系などイスラム武装勢力への対策を進めてきたブーテフリカ氏は、対テロで連携する米欧にとって重要な「パートナー」だ。大統領選前の今月はじめにケリー米国務長官がアルジェリアを訪問しブーテフリカ氏と会談したのは、米国から同氏への援護射撃だと受け止められた。

 半面、アルジェリアでは「ブーテフリカ後」の政治指導者がみえていないことも現実で、権力交代による混乱のリスクを先延ばしにした面があることも否めない。(大内清)


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