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国際政治・世界事情

2173チバQ:2011/02/25(金) 00:22:45
http://mainichi.jp/select/world/news/20110225k0000m030082000c.html
リビア:旧国王ゆかりの町トブルク 群衆、警察を圧倒
 【トブルク(リビア北東部)和田浩明】「王の町」での解放の闘いは、たった2人のデモから始まった−−。反体制派の住民が実効支配するリビア北東部の都市トブルク。最高指導者カダフィ大佐によって追い落とされた国王イドリス1世の住居のあった「王の町」だ。王制時代の繁栄を知る住民らはカダフィ体制下、カダフィ政権への反感を静かにたぎらせていたようだ。

 トブルクは人口約11万人の港湾都市。沖合には、リビア最大のサリル油田からパイプラインで運ばれた原油の積み出し施設もある。産油国にとり重要な都市だが、住民らは「建物はみな王制時代のもの。カダフィは何もしなかった」(アブデルナセルさん=40歳男性)と、政権に強い不満を抱いている。

 反体制デモが始まった市内中心部の広場近くには、かつて王の住居があったというが、今は政府機関が建てられている。高校教師のエフゲール・アシュラフさん(33)は「王制の伝統を破壊するのが目的だ」と主張した。

 複数の住民の話によると、デモは17日、広場近くの通りで男性2人が「カダフィ打倒」を叫んで始まった。リビア第2の都市ベンガジでの民衆蜂起から2日後だった。

 2人の行進を目撃したアイマン・アハマイダさんによると、次々と住民が広場に集まり、すぐに大群衆に膨れ上がった。広場にはモスク(イスラム礼拝所)や警察署、行政機関などが集まっている。住民らの批判の矛先は警察署に向かった。「政権に不満を言った住民が捕らえられ、拷問を受けた」(アシュラフさん)ことが多かったからだ。

 警察は当初、散会するよう警告したが効果がなかったため発砲を始めた。これに激怒した住民が警察署を焼き打ちし、大佐の革命理念を解説した「緑の書」の記念碑を倒した。

 18日には住民側が警察を圧倒し、署員は逃亡したり、住民デモに加わったりした。19日になって陸軍部隊が到着したが、住民を抑えることはできず軍も住民側についた。

 23日、広場に集まった数千人の群衆の中には軍服姿の参加者が多数見られた。子供や女性もおり、広場には40年以上の強権政治から解放された喜びが満ちていた。大勢の人を乗せた車が通りを次々と走り、空に向けてAK47自動小銃で「祝砲」を連射する男性も少なくない。

 トブルクでの衝突の正確な死傷者は不明だが、4〜7人が死亡した模様だ。西方の都市で「外国人雇い兵が住民を殺害している」との情報が入ったため、住民らは自警団を作り、警察で入手した武器で攻撃に備えたという。

 完全に破壊された警察署内部や裏庭に残る焼かれた車両には、弾圧された治安機関への住民の憎悪が表れている。一方モスクや銀行にはほとんど被害が見られず、公務員だというヒシャムさん(47)は「銀行のドアは木製だが誰も破らず、お金も手付かずだ。我々は暴徒ではない」と胸を張った。


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