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国際政治・世界事情

6880チバQ:2013/09/19(木) 23:56:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130917/erp13091710390005-n1.htm
【ドイツの行方 2013総選挙(上)】
メルケル人気 「病人」を「エンジン」に変えた現実主義 
2013.9.17 10:25 (1/3ページ)[選挙]

メルケル首相支持者がかかげる「アンジー」と書かれたプラカード(ロイター)
 ドイツ連邦議会(下院)の投票を1週間後に控えた15日、東部ドレスデン中心部の広場では、聴衆が「アンジー」と書かれたプラカードを手にしながら、「主役」の登場を待ちわびていた。3選を目指すドイツ初の女性宰相、アンゲラ・メルケル首相(59)。「アンジー」はその愛称だ。

 「かつて『欧州の病人』だったドイツは今、欧州の『成長の原動力』だ」。7千人の歓声に包まれて登壇したメルケル氏は、約30分の演説で自身の成果を強調した。

 8年間の在任中、失業率は東西ドイツ統一後の最悪水準から半減。今年上半期の国・地方の歳入は税収増などで歳出を85億ユーロ(約1兆1200億円)上回った。債務危機で欧州の景気が落ち込むなか、各種統計は「統一後、最も成功した政権」と繰り返すメルケル氏の主張を裏付ける。

 国民の信頼も厚い。13日公表の世論調査ではメルケル氏の支持率は59%で最大野党の社会民主党首相候補、シュタインブリュック前財務相(32%)に倍近くの差をつける。現在の連立相手の自由民主党の低迷で枠組みが変わる可能性はあるが、3選をほぼ手中におさめる。

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 危機対応で南欧に財政緊縮策と構造改革の断行を迫ったメルケル氏は、「鉄の女」と称されたサッチャー英元首相と比較される。だが、その政治手法は、国論が二分しても信念を貫いたサッチャー氏とは対照的だ。「最大の特徴はよい意味で現実主義なことだ」。ベルリン自由大学のオスカー・ニーダーマイヤー教授は語る。

 代表例は福島第1原発事故を受けた「脱原発」への方針転換だ。また、国内で家賃上昇が問題化すると、社民党が訴えた抑制策を取り入れた。野党が企業に対して一定の女性幹部起用の義務化を図り、自党から同調者が出そうになった際は、同様の政策を公約に掲げて造反を防いだ。

 メルケル氏が政治活動を始めた旧東独政党「ドイツの出発」の元同僚、エルハルト・ノイベルト氏によると、メルケル氏は当時から融和を重視し、報道担当として内部対立の露呈による党のダメージを抑えた。同時に「潮流に逆らったら何もできないとも悟っていた」という。

 「柔軟」との評価は「理念やビジョンがない」との批判も招く。ギリシャ支援など債務危機対応で逡(しゅん)巡(じゅん)する姿も目立ち、メルケル氏の政治の師であるコール元首相が「羅針盤がない」と批判したこともある。だが、ニーダーマイヤー氏はナチス時代の経験を念頭に、「理念やビジョンがかえってドイツを損なった歴史もある」と語る。

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