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国際政治・世界事情

6313チバQ:2013/05/18(土) 23:32:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130518/amr13051807000000-n1.htm
【鼓動】
連邦からの独立「古い夢」フランス文化の薫り漂うケベック
2013.5.18 07:00 (1/4ページ)

モントリオール中心街を歩く市民。若い世代の「ケベック独立」への関心は低調だ
 フランス系移民が多く住むカナダ東部ケベック州は、連邦からの独立を目指す機運が伝統的に強い地域だ。これまでに分離独立の是非を問う住民投票が2度行われたほか、昨秋の州議会選では独立を訴える政党が9年ぶりに第1党に返り咲き、動向が注目されている。しかし若い世代の独立志向は高くなく、独立は「古い夢」にも例えられている。(カナダ東部モントリオール 黒沢潤、写真も)

 古城を思わせる建物、絵のように美しい石畳の街角−。セントローレンス川沿いにあるモントリオールは“北米のパリ”と称されるだけあって、フランス文化の薫りが漂う街だ。

 英語とフランス語を公用語とするカナダ国内にあって、ケベック州最大のこの街では、仏語を耳にする機会が圧倒的に多い。

 「州内に住むお客さんに英語で宿泊確認のメールを送ったら叱られてしまった」。市内で民宿を営むジョアンヌ・ビルヌーブさん(54)は、州民がいかに仏語を大事にしているかを教えてくれた。州内の病院のカフェテリアでは最近、英語で話をしていた男性に怒った女性が、パンを投げつける“事件”も起きたという。

 ケベック州の「フランス化」は1534年、仏王フランソワ1世の命を受け探検家ジャック・カルティエが到達したことに遡(さかのぼ)る。17世紀にはブルターニュなど仏北西部から貧しい農民が次々と流入。だが英仏戦争のパリ平和条約(1763年)で英国植民地となり、経済権を英国系に支配された。

推進派が政権奪回


 1867年に英国の影響下でカナダ自治領のひとつとなったが、州による1970年代のフランス文化促進策以降、独自色を強めてきた。80年の住民投票では賛成は40%、95年は49・4%で独立支持派が僅差で敗れた。

 独立論議はその後、一時的に下火となるが、昨年9月の州議会選で独立を訴えるケベック党が政権を奪還し、独立派を勢いづかせた。

 「私たちは仏語で生き、仏語で働き、仏語で意思疎通を図る。人々が望むとき私は住民投票を行う」。女性初の州首相に就任したケベック党のマロワ氏はこう意気込む。

 マロワ政権は現在、州内の社員50人以上の企業に義務づけられている仏語使用を社員25人以上の企業に拡大することを目指している。連邦健康委員会から撤退する動きもみせるなど、強い独立志向を打ち出している。

 文化・経済に自信

 ケベック州民が独立を望むのはなぜなのか−。ある女性は「教会には約400年前の家系の記録も残る。英国系が多数派の連邦内にあって、仏系出身であることへの誇りは強い」と語る。

 バス運転手のセルジ・ロイさん(51)も「(カナダの国家元首の)エリザベス英女王に対し、仏系の私たちがなぜ、税金を払う必要があるのか? 不快だよ」と語気を強めた。


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