したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

国際政治・世界事情

6566チバQ:2013/07/01(月) 22:32:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130701/mds13070116360003-n1.htm
【同胞団の野望】
エジプト・モルシー政権1年(下)かすむ穏健 敵は“不信仰者”
2013.7.1 16:32 (1/2ページ)

30日、カイロ中心部のタハリール広場で行われた反モルシー大統領デモで、気勢を上げる女性ら(AP)
 「体を動かせる者はシリアでのジハード(聖戦)に参加せよ」。6月初旬、エジプト出身のイスラム法学者、ユースフ・カラダーウィーの声明が、インターネットのイスラム系サイトを駆け巡った。「敵」は、アサド政権とそれを支えるイスラム教シーア派勢力だ。

 首都カイロのスンニ派最高学府、アズハル大学で学んだカラダーウィーはカタール在住の86歳。現代生活とイスラムの教えを両立させる知恵を平易に語るテレビ番組が人気を博し、穏健派の代表格とされてきた。

 青年期にムスリム同胞団の創始者、ハサン・バンナーに私淑し同胞団に参加、組織から“独立”したとする現在も団員に強い影響力を持つ人物でもある。

 約2週間後の15日、カイロでのイスラム勢力の集会で演説した同胞団出身の大統領、ムハンマド・モルシーは、アサド政権と断交し、同政権打倒に向けた武力介入論を支持すると表明した。

 ■  ■ 

 暴力の否定。無料医療などの慈善活動。当局の監視下にありながらも選挙に参加する政治姿勢−。これらがムバラク前政権下での同胞団の穏健イメージを作り上げてきた。1年前、米欧などがモルシー政権誕生を歓迎したのは現実路線への期待ゆえだ。

 だが、政権発足後は、実像とずれも生じている。

 パレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム原理主義組織ハマスとイスラエルとの間で大規模な戦闘が起きた昨年11月、仲介役のモルシーは、同胞団を源流とするハマス寄りの姿勢を取った。反イスラエル感情が強いエジプトや他のアラブ諸国の世論は好意的だったが、ハマスを「テロ組織」とみるイスラエルはエジプトへの警戒を強めた。

 国内では、南部ルクソールで1997年に日本人を含む多数の外国人観光客を殺害したかつての過激派組織「イスラム集団」との関係を強化、6月にイスラム集団幹部を同県知事に任命し内外の猛反発を受けた。

 ■  ■ 

 バンナーは40年代初頭の声明などで、同胞団の目標は、個人から社会、政府、国家へとイスラム化していき、究極的には「世界での指導的立場」を確立することだ、と規定した。幹部ら団員の多くは、モルシーが政権をとった今は「イスラム政府から国家樹立にさしかかった段階」との認識を明かす。野望実現に進んでいるとの高揚感は強い。

 同胞団ではしかし、それに伴って宗教的に敵味方を峻別(しゅんべつ)する二元論が頭をもたげているのが実情だ。6月29日、カイロで座り込みを続ける同胞団支持者は、反モルシー勢力を「イスラムを壊す不信仰者だ」と罵(ののし)った。=敬称略(カイロ 大内清)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板