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国際政治・世界事情

7828名無しさん:2014/04/13(日) 11:54:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140412/asi14041220410006-n1.htm
インド総選挙ルポ 多数派ヒンズーvs少数派イスラムの宗教対立、憎悪あおる政党

2014.4.12 20:41 (1/4ページ)

10日、インド北部ムザファルナガルで、厳重な警備が敷かれる中、に列を作るヒンズー教徒住民ら(岩田智雄撮影)
10日、インド北部ムザファルナガルで、厳重な警備が敷かれる中、に列を作るヒンズー教徒住民ら(岩田智雄撮影)


 【インド北部ムザファルナガル=岩田智雄】インド総選挙の投票が進む中、国内最多の有権者を抱える北部ウッタルプラデシュ州で、多数派ヒンズー教徒と少数派イスラム教徒の住民対立が顕在化している。宗教対立を利用しようと、各政党が暴力をあおっているとの非難もある。11日には、選挙管理委員会が党幹部2人に「ヘイト・スピーチ」(憎悪に基づいた演説)の疑いで選挙活動への参加禁止を命じ、当局に告発する事態に発展した。





 「あの日、近くの村で住民トラブルを話し合う会議があった。ヒンズー至上主義のインド人民党(BJP)幹部がイスラム教徒を攻撃する演説をして、ヒンズー教徒がイスラム教徒を襲い始めたんだ」

 昨年9月7日にウッタルプラデシュ州ムザファルナガル近郊で起きた事件を、イスラム教徒のノミヌル・イスラムさん(71)はこう説明した。

 息子(28)はヒンズー教徒に殺され、イスラム教徒居住区が放火と略奪に遭ったため、郊外に避難した。当初、5万人が自宅を追われ、今でも約2万5千人の避難民が9カ所でテントなどで生活する。

 事件の発端は、イスラム教徒の男性が、ヒンズー教徒の男に妹が乱暴されたと主張、男を射殺したことだった。その後、男性はヒンズー教徒の集団暴行に遭って殺害された。以後、両教徒間の衝突が続いて計63人が死亡。犠牲者の多くはイスラム教徒だった。

 インドでは人口約13億人のうち、ヒンズー教徒が約80%を占め、イスラム教徒は約13%にとどまる。

 ムザファルナガルでは今なお、相手側が支持する政党が暴力をあおっていると非難の応酬を続けている。

 ▼「ヘイト・スピーチ」

 ムザファルナガル・シャフプル地区の住民評議会会長のイスラム教徒、モハンマド・シャフナワズ・クレシ氏は「BJP幹部は『イスラム教徒はテロリストだ』『パキスタンの同調者だ』などと吹聴してヒンズー教徒に暴力をけしかけている。元は家族間の問題だったのに、共同体を二極化させた」と訴えた。

 BJPは今月4日にも、党の首相候補として選挙運動を率いるナレンドラ・モディ氏の右腕とされる幹部、アミット・シャー氏が集会で「イスラム教徒に報復を」とヒンズー教徒らを扇動。11日、選管に選挙運動禁止を命じられ、「ヘイト・スピーチ」の疑いで告発された。

 クレシ氏はモディ氏について、「経済政策などで救世主のように言われているが、イスラム教徒には非常に嫌われている。2002年に起きた西部グジャラート州の虐殺事件を思い出せば、明らかだ」と話す。

 この事件は、両教徒の住民が衝突し、ヒンズー教徒がイスラム教徒を虐殺したとされる暴動だ。死者は双方合わせて1千人とも2千人ともいわれる。当時から州政府の首相を務めているモディ氏は関与を否定したものの、イスラム教徒や欧米から虐殺を黙認したとの批判を受けている。

 モディ氏が若いころ、極端なヒンズー至上主義を掲げる「民族義勇団」(RSS)のメンバーだったことも、イスラム教徒から嫌悪される要因となっている。


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