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国際政治・世界事情
6948
:
チバQ
:2013/09/30(月) 21:12:36
http://mainichi.jp/select/news/20130930k0000e030170000c.html
イタリア:ベルルスコーニ元首相の「中道右派」が内部分裂
毎日新聞 2013年09月30日 11時15分(最終更新 09月30日 11時25分)
【ローマ福島良典】イタリアのレッタ大連立政権から離脱表明したベルルスコーニ元首相率いる中道右派・自由国民が29日、内部分裂を露呈した。しぶしぶ辞任を表明することを受け入れた閣僚や党内ハト派が元首相の強硬路線に反旗を翻したためだ。レッタ首相は同日、ナポリターノ大統領と対応を緊急協議した。イタリア紙レプブリカ(電子版)によると、首相は自由国民内のハト派との連立組み直しを模索しているという。
元首相が8月1日に脱税事件で禁錮4年(恩赦法により1年に短縮)の最高裁有罪判決を受けて以降、自由国民内では、連立離脱や集団議員辞職を促すタカ派と、連立残留を主張するハト派の対立が続いてきた。元首相は10月半ばに禁錮の代替刑として社会奉仕活動か自宅軟禁を選ばなければならず、進退窮まる中、タカ派路線を取った格好だ。
だが、党内ハト派から反発が噴出した。クアリアリエッロ憲法改正担当相は29日、10月2日の内閣信任投票でレッタ首相を支持する考えを示唆。ロレンツィン保健相も「(元首相の)戦略を正当化できない」と指摘、自由国民に代わる中道右派政党「フォルツァ・イタリア」(がんばれイタリア)には参加しないと表明した。元首相側近のアルファノ副首相兼内相もタカ派批判を繰り広げた。
元首相は29日、南部ナポリでの政治集会に電話で「できるだけ早く選挙を実施すべきだ」とメッセージを寄せたが、党内ハト派の反発を受けて姿勢を軟化。個別政策ごとにレッタ政権を支持する可能性を示唆した。
ナポリターノ大統領は自由国民ハト派の動向を踏まえ、早期選挙の回避に向けて万全を尽くす方針を強調。レッタ首相はイタリア・テレビのインタビューで、上下両院で「ねじれ」を生みやすい現行選挙法を改正しなければ政局が安定しないと指摘し、早期選挙を求める野党「五つ星運動」などをけん制した。
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