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国際政治・世界事情

5102チバQ:2012/10/04(木) 22:27:37
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121004/mcb1210040503015-n1.htm
イラン、経済制裁で崖っぷち 通貨大暴落 預金保護に走る国民 (1/2ページ)2012.10.4 05:00

イラン・テヘランで2日、記者会見に臨みリアル暴落をイランに対する「心理戦だ」と述べるアフマディネジャド大統領(AP)【拡大】
 欧米がイランへの制裁を強めるなか、イラン通貨リアルの実勢値が暴落し、イラン経済は苦境に立たされている。このままリアル安が続けば、同国経済が崩壊するとの見方も出ている。

 通貨リアルは過去1年以上にわたり下落が続いていたが、2日までの1週間で下落が加速。1日には前日比で約18%低下し、1ドル=3万5000リアルの過去最安値を記録した。テヘランのトレーダーによると、2日は3万9000リアルで取引されている。

 これを受け、イランのアフマディネジャド大統領は2日の記者会見で、対イラン制裁がリアル暴落の要因だと指摘したうえで、これは同国に仕掛けられた「心理戦」だとして欧米を非難。国民に冷静な対応を呼び掛けた。同大統領はさらに「われわれは運命を共にしている。イランは偉大な国家であり、この危機を乗り越える。状況は改善するだろう」と続けた。

 米国と欧州連合(EU)はイランの核開発の阻止を目的に、過去1年間にわたり貿易や金融機関への制裁を強化している。これに伴い、イランは同国最大の輸出品である原油などをドル建てやユーロ建てで売却する能力を制限されている。

 同国メヘル通信の2日付の報道によると、リアル下落に伴いインフレに拍車がかかるなか、イラン市民の多くは預金を保護しようとドルや金への交換を急いでいる。現金を増やすため外貨取引を始めた人もいるという。

 同報道で、地元のバザール協会のカリミ・エスファハニ会長は「外貨の価格高騰は政府の誤った判断が原因だ。一般市民が通貨を市場に大量投入した結果、インフレがさらに加速した」との分析を述べている。

 イラン中央銀行によれば、同国のインフレ率は8月20日時点で23.5%を記録。7月は22.9%だった。同国紙シャルグは9月の報道で、実質的なインフレ率は29%としていた。

 米ワシントンにある超党派の政府調査機関、米議会調査局(CRS)の中東専門家、ケネス・カッツマン氏は「イラン通貨の崩壊は同国経済の崩壊の前兆だ。生活必需品の配給施設も含めて国全体に深刻な影響が及ぶ可能性がある」と指摘。こうした事態に陥ったことで、イラン国民は指導層に対する不信感を一層強めており、社会騒乱が発生するのは確実との見方を示している。(ブルームバーグ Ladane Nasseri)


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