したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

国際政治・世界事情

3288チバQ:2011/10/31(月) 23:05:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111031/erp11103122460009-n1.htm
キルギス大統領選 改革進めた首相が圧勝 米中露にどう対応 
2011.10.31 22:42 (1/2ページ)

30日、キルギスの首都ビシケクの投票所で投票するアタムバエフ前首相(ロイター=共同)
 【モスクワ=佐藤貴生】中央アジアのキルギスで10月30日に行われた大統領選は開票の結果、アタムバエフ首相(55)=社会民主党党首=の圧勝に終わった。強権的なバキエフ政権の崩壊や、キルギス系とウズベク系住民の衝突といった一連の混乱をふまえ、国民が安定感のある政権を望んだ結果とみられる。内政面では民族和解や地域間の経済格差の解消が課題となる一方、外交面では同国に影響力を持つ米中露にどう対応するかが注目される。

 ロイター通信によると、開票作業は31日にほぼ終了し、投票総数の63%を得票したアタムバエフ氏は「私たちはすべての問題を協力して決める」と述べて勝利を宣言した。オトゥンバエワ暫定大統領は12月に任期切れを迎える。新大統領の任期は6年。

 アタムバエフ氏は昨年4月のバキエフ体制崩壊後、臨時政府の首相としてオトゥンバエワ氏らと民主化を推進した。同6月には大統領権限を大幅に議会に移管する憲法改正案が国民投票で可決され、発効した。

 キルギス系のアタムバエフ氏は比較的豊かな北部を地盤とする一方で、ウズベク系など南部住民の票も集めたもようだ。他の有力候補がキルギス民族主義を唱えるなか、国民融和を呼びかける姿勢が功を奏したとみられる。

 同氏が良好な対露関係を維持しているとみられる点も得票につながったようだ。キルギスからは多数の労働者がロシアに出稼ぎに出ており、対露輸出は全体の約36%でトップを占める(米中央情報局調べ)。中央アジアの最貧国の一つであり、現地のある外交筋は「対露関係が滞るようでは、キルギスの経済は立ち行かない」と分析した。

 ただし、キルギスは地政学上、ロシア一辺倒ではすまされない位置にある。経済面では国境を接する中国から、安価な日用品が流入して市場を席巻している。軍事面ではアフガニスタンに近いことから米軍が基地を使用しているが、同じく基地を持つロシアが米軍基地の閉鎖を求めている。

 アタムバエフ氏は貸与期限が切れる14年以降、米軍の基地使用を認めない方針を表明しているが、多額の基地使用料に加え、安全保障上のバランスを取る上でも、「ロシアの言い分に簡単には応じられないのでは」(先の外交筋)との見方もある。中央アジア諸国の中で唯一、民主化への道を歩むキルギスだが、大国の顔色をうかがいながらのかじ取りを強いられそうだ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板