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国際政治・世界事情

2481チバQ:2011/04/16(土) 18:17:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110415/mds11041522430007-n1.htm
したたかイラン 混乱利用し周辺国への影響力拡大狙う
2011.4.15 22:42 (1/2ページ)
 チュニジア政変を契機とする民衆デモが中東各地に広がる中、イランが友好国であるシリアのアサド政権によるデモ弾圧を支援、その一方で親米政権のバーレーンやイエメンでは反体制派に浸透しようとしているとの見方が強まっている。米国が、政権と民衆の衝突が激化するこれらの国々に明確な立ち位置を示せない中、イランとしては混乱状況を利用して影響力を強化する狙いがありそうだ。

 「シリアのデモ弾圧をイランが支援しているとの確かな情報がある」。米国務省のトナー副報道官代行は14日の会見でこう指摘。同日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルも、イランがシリアに対し、インターネットや携帯電話の使用を妨害する装置を提供しているなどと報道した。

 ただ、シリアとの関係改善を模索してきたオバマ米政権は、アサド政権に「平和的なデモへの抑圧を非難する」(カーニー大統領報道官)などとする声明を出すだけで、弾圧を食い止める手立てを打てていない。

 イランにとっては、アサド政権への支援がシリアの「イラン離れ」を阻止する絶好の機会となっている格好だ。イランは中東での孤立化を防ぐため、シリアに兵器を供与するなど関係強化に努めてきた。

 シリアの人権活動家(45)は「アサド政権は、2009年の大統領選後に起きた反政府デモを鎮圧したイランからノウハウを学んでいる」などとして、両者の関係が緊密化していると指摘する。

 イランが、イスラム教シーア派住民の不満がくすぶるペルシャ湾の島国バーレーンにも触手を伸ばしているとの見方も根強い。

 エジプトの湾岸専門家は「バーレーンのシーア派の家には(イラン最高指導者)ハメネイ師の肖像画がかかっている」と強調。イランの浸透が現実の脅威だとする認識は、湾岸地域のスンニ派政権に共通したもので、バーレーンでは最近、イラン人ら3人がスパイ容疑で訴追を受けた。

 バーレーンのシーア派住民の間では、治安当局による反政府デモの封じ込めを“黙認”する米国への反感が強まっているとの指摘もあり、混乱が長引けばイランの活動がさらに活発化する可能性もある。

 また、サレハ大統領の即時退陣を求めるデモ隊に対する政権側の弾圧が続くイエメンでも米国は、テロ対策で協力関係にあるサレハ氏が退陣した場合の混乱を懸念し、事態打開に向けた青写真を描けずにいる。

 イランは、イエメン北部を拠点とするシーア派の一派ザイド派の反政府勢力を支援、イエメンの隣国サウジに対する牽制(けんせい)に利用してきたとされ、最近の混乱の中でイランに有利な状況が生まれつつある。

(カイロ 大内清)


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