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国際政治・世界事情

5864チバQ:2013/03/06(水) 22:22:52
http://mainichi.jp/select/news/20130306dde007030028000c.html
チャベス・ベネズエラ大統領死去:「独裁」「保護者」評価二分 貧困層が支持
毎日新聞 2013年03月06日 東京夕刊

 【ブエノスアイレス國枝すみれ、ロサンゼルス堀山明子】「貧者の保護者」「ばらまきの独裁者」。相反する評価の狭間(はざま)で14年にわたりベネズエラを率いた反米社会主義のカリスマ指導者・チャベス大統領は5日、1年9カ月にわたったがんとの闘いに敗れた。支持者らは街頭で涙を流してその死を悼み、批判勢力は1カ月後の選挙をにらみ国民の反応を見守った。

 「最も悲しい情報が入った」。チャベス氏の死を悲痛な面持ちのマドゥロ副大統領が発表。混乱を避けるため軍と警察を配備したとも述べた。

 「大統領は永遠だ!」。地元メディアによると、首都カラカス中心部ボリバル広場などには市民が続々と集まり大統領の名前を叫んだ。豊富な石油収入で推進された貧困層対策の恩恵を受けた「チャビスタ」と呼ばれる人々が中心だ。

 一方、批判勢力はおおむね静かに状況の推移を注視している模様だ。昨年10月の大統領選を野党統一候補として戦ったカプリレス氏はインターネットで哀悼の意を示し、「ベネズエラの家族は一つ」と団結を呼びかけた。

 内陸部バリナス州サバネタの貧しい教員夫婦の家庭に54年に生まれたチャベス氏は、75年に陸軍士官学校を卒業後、シモン・ボリバル大学大学院で政治学を学んだ。中南米の反植民地指導者ボリバルの「人民に最大限の幸福を与えるのが最良の政府」との主張を信奉。「社会正義実現のため市民は少数支配階級に反逆すべきだ」と考えるに至った。

 92年にクーデターを起こし逮捕されたが、94年に恩赦され政界入り。貧困層のための民主化革命を掲げて98年大統領選で勝利した。02年4月、反チャベス派のクーデターが起きたが、貧困層が各地で蜂起し復権。憲法改正で強大な権力を持つに至り、晩年は「独裁」批判も強まった。

 がん治療で何度も危機を乗り越えたが、昨年12月には「私に何か起きたら君たちはマドゥロ副大統領を大統領に選べ」と言い残した。心情も吐露した。「どんな苦しい人生でもいいから生かしてください。この国のためにやることがたくさんあるんだ」

 革命のために走り抜けた人生は、最後は娘たちと側近に囲まれて終わった。


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