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国際政治・世界事情

3350チバQ:2011/11/07(月) 20:05:09
http://mainichi.jp/select/world/news/20111106ddm007030101000c.html
迷走革命:/下 ノーベル賞でも帰れず カルマン氏、割れる評価
 10月に発表されたイエメンの女性民主活動家、タワックル・カルマン氏(32)のノーベル平和賞受賞。サレハ大統領退陣を求めるデモで、カルマン氏が大きな役割を果たしていただけに、反大統領派の喜びは大きかった。サヌア中心部の「変革広場」で泊まり込む男子大学生、アフマド・ムナウスさん(26)は「イエメンの誇り」と笑顔を見せる。

 だが、大統領派からは、「扇動者」「はねっかえり」といった厳しい声が多い。女性からも冷たい反応があり、ベルギス・アンシさん(70)は「国の恥」とまで言い切る。国営テレビは「イエメン人でなくイラン系だ」などと根拠不明な人格攻撃も展開し、ジャナディ副情報相は取材に「ノーベル委員会は、(欧米で反発を受ける)イスラム主義者にも、良い人物がいるという事例を作りたかったのだろう」とうがった見方を示す。カルマン氏は受賞後、ニューヨークでの講演で「サレハ氏が国際刑事裁判所に起訴されるまで帰国しない」と発言しており、身の危険を感じているとの見方もあるほどだ。

 カルマン氏は反大統領派中心勢力のイスラム保守主義政党「イエメン改革党」のメンバー。この党の幹部の中には国際テロ組織アルカイダとの関連が疑われる人物もいる。ただ、カルマン氏については、「何年も前から女性の権利や民主化活動を続けていた。アルカイダとの関係はない」(アナリストのアブドルガニ・エリヤニ氏)との見方が強い。

 カルマン氏をよく知る女性活動家、ベルギス・ラハビさん(39)は、「彼女の受賞で、社会参加が制限されている女性の力が示せた」と評価しながらも、「人権活動家というより政治志向が強い」と話す。09年の南部タイズの貧困者支援デモで、参加者の若者が裸足だったのをラハビさんが気の毒に思い、「何かしてあげたら」と話すと、カルマン氏からは、「気が付かなかった」という反応が返ってきたという。「困った人を助けることに、あまり関心がないのかも」とラハビさんは手厳しい。

 サレハ大統領は即時退陣を拒否。サウジアラビアが主導する湾岸協力会議(GCC)や欧米、国連まで関与する権力移譲の調停は難航し、イエメンの迷走が終わる気配はない。「革命の顔」となったカルマン氏の帰国のめどさえ立たない現状こそ、この国の混迷ぶりを示している。【サヌアで和田浩明】

毎日新聞 2011年11月6日 東京朝刊


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