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国際政治・世界事情

4279チバQ:2012/05/10(木) 00:18:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120509/erp12050923560009-n1.htm
爆弾テロ、前首相への“暴行”で揺れるウクライナ サッカー欧州選手権で「ボイコット」の動きも
2012.5.9 23:55 (1/2ページ)
 【モスクワ=佐々木正明】サッカー欧州選手権の開催を来月に控えたウクライナが揺れている。4月の爆弾テロによる治安上の不安に加え、服役中のティモシェンコ前首相が看守に殴られたとする暴行疑惑が浮上したためだ。前首相への有罪判決を「政治的だ」と非難してきた欧州各国はウクライナ政府への圧力を強めており、11日から南部ヤルタで開幕予定だった「中・東欧サミット」は中止に追い込まれた。当局は9日、前首相を収容所から医療施設に搬送、欧州の圧力に一定の配慮を示したものとみられる。

 先月末、ウクライナ東部ドニエプロペトロフスクで起きた爆弾テロでは30人が負傷。昨秋から東部ハリコフなどの都市で爆発が相次いでおり、6月9日からポーランドと共催するサッカー欧州選手権を前に、治安への懸念が広がった。

 ヤヌコビッチ大統領は「国全体への挑戦だ」と表明。2百万フリブナ(約2千万円)の懸賞金を用意し、威信をかけた捜査に乗り出した。しかし、テロは、前首相が「看守に腹を殴られた」と訴えて内出血の痕を示す写真が国内メディアで公表された直後に発生したため、「暴行疑惑から目をそらすための政権側の陰謀では」との見方が出る事態を招いた。

 前首相はヤヌコビッチ大統領の政敵で、職権乱用罪で禁錮7年の判決を受け昨年10月から服役している。

 暴行疑惑に最も敏感に反応したのはドイツだった。前首相は脊髄の痛みを訴えてドイツでの治療を求め、暴行に抗議するハンストを続けた。メルケル独首相は、「欧州選手権の開催までにティモシェンコ氏が釈放されなければ、閣僚にウクライナに行かないよう求める」との意向を示した。

 ウクライナへの圧力は広がりを見せ、欧州委員会のバローゾ委員長は選手権開会式の欠席を明言。出場国からも政府関係者の観戦ボイコットの動きが出てきた。中・東欧サミットでも不参加の表明が相次ぎ、ウクライナ外務省は8日、サミットの中止を発表した。

 ウクライナ政府は、前首相の内出血は「拳で殴られたあとではない」と疑惑を否定し、選手権ボイコットの動きにも「スポーツはスポーツ、政治は政治だ」と嫌悪感を示している。

 前首相は9日、リハビリのために近くの医療施設へ移動、ドイツ人医師の診断を受けることになった。家族を通して、「政治の危機が、選手権開催までに解決されることを望む」と声明を出した。

 欧州選手権はウクライナとポーランドの両国で総勢100万人超の観光客が期待でき、ウクライナにとっては1991年の独立後、最大級のスポーツイベント。悪影響を懸念したウクライナ政府が、前首相の要求を一定の範囲で受け入れ、人権上の配慮を示した形となった。


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