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国際政治・世界事情

5587チバQ:2013/01/09(水) 21:53:09
http://mainichi.jp/select/news/20130110k0000m030043000c.html
イラン:腎臓の闇売買が横行、違法手術も…借金苦背景に
毎日新聞 2013年01月09日 20時06分(最終更新 01月09日 21時18分)


血液型と電話番号(ペルシャ数字)を紹介し、腎臓提供を申し出る落書き=テヘラン中心部で、鵜塚健撮影
拡大写真 【テヘラン鵜塚健】米欧諸国による相次ぐ経済制裁で打撃を受けるイランで、腎臓売買が盛んになっている。イランは一定の条件下で腎臓売買が合法とされる異例の国だが、借金苦などで規定以上の高額で腎臓を売る人が相次ぎ、闇売買、違法手術が横行しているという。首都テヘラン市内には、血液型や携帯電話の番号が殴り書きされた場所が数カ所あり、切羽詰まった人々の悲痛な思いが感じ取れる。

 「健康診断を受けたばかりの30代。いい値段で売ります」。テヘラン中心部の「腎臓病患者支援慈善財団」の近くにある壁は、こんな誘い文句とともに血液型や携帯電話番号が記された数百人分の落書きと張り紙で埋め尽くされている。移植で有名な病院周辺など市内数カ所にも同様の落書きがあり、大半は20〜30代の若い男性だ。

 生体間の腎臓移植は日本では原則親族間に限られ、世界的にも売買を禁じる国が多い。しかし、イランでは売買は合法で、同財団が移植希望者と腎臓提供者をつなぐ。現在、価格は7000万リヤル(約22万円)に設定され、うち1000万リヤルは政府が移植希望者に補助する。

 しかし、路上の落書きで「買い手」を誘うのは、高額の報酬を求める闇の腎臓提供者たちだ。テヘラン東部の電気修理業の男性(26)は、事業資金や昨夏開いた結婚式のため友人や親類から多額の借金を重ねた。しかし、核開発問題に対する米欧の経済制裁などによる物価高で借金が返せない。数カ月前に路上に腎臓提供の張り紙をした。1億2000万リヤル(約38万円)程度で提供したいが、希望者からの連絡はない。「制裁下のイランではろくな仕事がない。(腎臓提供以外に)借金を返す方法がない。妻には内緒だ」とため息をついた。

 同財団によると、正規の腎臓移植は年平均1500件程度だったが、昨年度は2285件に増え、今年度も増加傾向だ。闇売買は不明な点が多いが、移植に詳しいジャーナリストのモザファリさん(51)によると「正規の移植を依頼すると実際の手術まで時間がかかり、闇売買に手を出す事例は多い。手術は誰も知らないような病院で行われており危険だ」と警告する。

 産油国で豊かさを誇ったイランは相次ぐ制裁で年々経済が疲弊し、昨秋からは急速な物価高騰、失業率上昇も進む。しかし、闇の臓器売買が社会問題化する中国や東南アジア諸国の極貧層は、イランには今もほとんど存在しない。それでも腎臓提供希望者が増える現状に、モザファリさんは「失業や借金などで絶望した若者たちが極端な反応を見せているのだろう。精神的に壊れたり、家族や周囲の同情を買ったりするためにやっている人も多いのでは」と分析する。


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