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国際政治・世界事情

5164チバQ:2012/10/19(金) 22:26:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121019/mds12101920130002-n1.htm
カダフィ殺害1年 民兵の軍閥化進む
2012.10.19 20:09 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】リビアのかつての最高指導者カダフィ大佐が、内戦の末に殺害されてから20日で1年となる。カダフィ政権崩壊後で初めて民主的に選ばれた国会のもとでの新政権作りが難航する中、最近では、内戦中に大佐側に立った勢力と、旧政権と戦った民兵などとの間で激しい戦闘が発生。政府の統制が及ばないまま、民兵の軍閥化が進み、国造りの障害となる懸念も強まっている。

 14日に国会で新首相に指名されたアリ・ゼイダン氏は「最優先課題は軍・治安部隊の再編だ」と強調し、かつての反カダフィ派民兵の解体が進まない現状に危機感を示した。

 実際、17日には民兵の部隊が、首都トリポリ南方バニワリードを攻撃し、住民ら少なくとも11人が死亡。バニワリードはカダフィ大佐を支持していた部族の拠点。現在も旧政権関係者が多くかくまわれているとみられ、トリポリの暫定政府とは緊張関係にある。

 バニワリードの親カダフィ勢力には、カダフィ大佐を殺害した西部ミスラタの民兵を拉致し射殺したとの疑いがあり、今回の攻撃はその報復の可能性がある。

 内戦中、軍事介入したフランスなどが反カダフィ派に兵器を供与し、カダフィ政権側も市民に武器を配布したことなどから、今も大量の武器弾薬が出回り、民兵は軍事力を維持。利権争いからくる民兵同士のいざこざも後を絶たない。

 9月に東部ベンガジで米領事館が襲撃され米大使ら4人が死亡した事件では、国際テロ組織アルカーイダに近いとされるイスラム過激派組織アンサール・シャリーアの関与が取り沙汰されているが、内戦後も続く混乱は、テロ集団とも民兵ともつかない武装組織が暗躍する温床ともなった。

 暫定政府のもとで創設された国軍も、各地の民兵の寄せ集めで「統制がきかない」(外交筋)のが実態だ。バニワリードの攻撃には民兵と一緒に国軍の一部も参加していたとされる。

 一方、7月にカダフィ政権崩壊後初の総選挙で選出された国会では、部族や各政治勢力間の利害調整が難航、ゼイダン氏の前に首相指名を受けていたムスタファ・アブーシャグール氏は、組閣さえできないまま失職に追い込まれている。

 ゼイダン氏は近く閣僚名簿を国会に提出する見通しだが、順調に組閣にこぎ着けても、民兵組織を統制できるだけの強力な政権を作れるかは不透明だ。


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