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国際政治・世界事情
3722
:
チバQ
:2012/01/16(月) 22:26:39
>>3716
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120116/mcb1201161948022-n1.htm
サルコジ氏、「AAA」転落で再選へ窮地 「ユーロ離脱」極右候補の支持増加 (1/2ページ)2012.1.16 19:46
【ベルリン=宮下日出男】フランス国債の最上級格付け「トリプルA」からの転落により、4月の仏大統領選挙で再選を目指すサルコジ大統領が一層苦しい立場に追い込まれてきた。財政・経済運営への批判は高まり、世論調査では支持率がさらに低下。一方で「ユーロ離脱」を主張する極右政党候補が支持を伸ばしてきた。
国債格下げについてサルコジ氏は発表から2日後の15日、ようやく反応を示した。中部アンボワーズの会合で「国を改革する共同の意思と勇気を持てば危機は克服できる」と演説。だが格下げには直接言及しなかった。16日には同じく格下げされたスペインのラホイ首相を訪問。格下げ問題は議題に上るとみられる。
債務危機の逆風の中、各種世論調査で最大野党の社会党候補、オランド前第1書記にリードを許すサルコジ氏は再選に向け、1975年以降続く最上級格付けの維持にこだわってきた。周囲には「トリプルAを失ったら、もうだめだ」と語っていたとも伝えられる。オランド氏は「格下げされたのはフランスではなく、サルコジ氏の政策だ」と批判した。
一方、仏調査機関が格下げ当日の13日と翌14日に行った世論調査では、サルコジ氏の支持は前回から2・5ポイント減の23・5%。オランド氏もわずかに減ったが30%を保ち、差は拡大した。一方でユーロ離脱を掲げる極右政党、国民戦線の女性党首ルペン氏が17%と3・5ポイント増加した。格下げ直前には、ルペン氏がサルコジ氏に2ポイント差まで迫る別の調査結果も出ている。
ルペン氏はユーロ離脱とフラン復活を通じて財政再建を目指すほか、輸入品への課税強化など保護主義的な政策を主張。移民制限を強化し、低所得者への保護を手厚くする考えだ。格下げには「国を守るとの大統領の作り話は終わった」と切り捨てた。
2002年の大統領選で同党党首だったルペン氏の父が決選投票に進んだことがあるだけに、債務危機の閉塞(へいそく)感から、サルコジ、オランド氏を「同じ政策」との批判を展開するルペン氏が今後、大統領選で台風の目となる可能性もある。
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