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国際政治・世界事情

2013チバQ:2011/02/03(木) 23:38:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110203/mds11020300460001-n1.htm
【エジプト騒乱】
“暫定政権”のシナリオは…まとまらぬ反政府勢力 副大統領主体、軍部介入も
2011.2.3 00:45 (1/3ページ)

2日、エジプト・カイロ中心部のタハリール広場で、野党勢力(上)と衝突するラクダや馬に乗った大統領支持派(AP)
 エジプトのムバラク大統領が任期限りでの退陣を表明したが、反ムバラク派と親ムバラク派の衝突が起きるなど、混乱が沈静化するめどは立っていない。今後、選挙までの“暫定政権”の形態としては、(1)エルバラダイ国際原子力機関(IAEA)前事務局長などの反政府勢力主体(2)ムバラク大統領かスレイマン副大統領を軸とする現体制の存続(3)国民から信頼されている軍の介入−の3つのシナリオが想定される。

 今秋の退陣を表明したムバラク大統領に対し、野党勢力はムバラク氏が即時に退陣するまでは対話に応じないと強調している。

 反政府勢力の軸になるとの見方があるのがエルバラダイ氏だ。しかし国際的知名度はあっても、外国での活動が長かった同氏の国内での人気はパッとしない。

 当初は反政府勢力側の交渉役を任される方向でまとまりかけたが、主導権争いの中で一部野党が反発、広範な支持を得るには至っていない。2005年の大統領選に出馬し国内では知名度の高い野党、ガッド党代表、ヌール氏を推す声も出てきた。

 さらに、エジプト元外相でアラブ連盟事務局長のムーサ氏も、エジプト政界への復帰に意欲を示す。

 ムバラク氏が即時退陣を拒否した背景には、米欧などの諸外国がエジプトの急速な体制転換は望まないだろうという読みのほか、こうした反政府勢力の足並みの乱れもある。

 2日にはムバラク大統領を支持する集会が国内各地で開かれている。これ以上の混乱を望まない一般市民の声が反映されている可能性もある。さらに一部野党は同日、スレイマン副大統領との対話を受け入れる姿勢を見せ始めた。

 こうした中、(1)ムバラク大統領が演説した通り自らが大統領選まで続投する(2)ムバラク氏が即時退陣に追い込まれても、混乱回避を名目に、側近のスレイマン氏が暫定大統領に就任する−というシナリオもまだ残っている。

 一方で反政府勢力は、イスラム教の金曜礼拝がある4日を「追放の金曜日」と呼び、先週の「怒りの金曜日」同様、大規模デモを呼びかけている。一気にムバラク大統領を辞任、亡命に追い込もうという作戦だ。

 親ムバラク派との衝突激化も懸念される事態に、目下、静観を決め込んでいる軍がどう動くのか。

 軍の制服組トップ、アーナーン参謀総長はマレン米統合参謀本部議長と連絡を取り合っているともいわれる。米国は長年、エジプトへの軍事支援を行っており、双方の軍のパイプは太い。

 軍部は現在のところ中立姿勢を貫いてはいるが、混乱が拡大すれば、自らの手で暫定政権樹立に乗り出す可能性も否定できない。

 こうした中、エルバラダイ氏が(1)軍人と民間人からなる、民主化移行のための委員会を設置する(2)スレイマン副大統領を暫定大統領とする新政権が上下両院を解散して新憲法を準備する−など、折衷案ともいうべき腹案を持っているとも報じられている。(カイロ 大内清)


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