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国際政治・世界事情

6259チバQ:2013/05/10(金) 23:31:26
http://mainichi.jp/select/news/20130511k0000m030062000c.html
仏大統領:自動車工場閉鎖の街 支持者らに広がる失望 
毎日新聞 2013年05月10日 20時38分

 パリに隣接するセーヌサンドニ県は低所得者層が占める割合が仏国内で最も高く、昨年の大統領選でオランド氏の得票率が全国の51%を大きく上回る65%を記録した。だが1年後、自動車工場の閉鎖が決まった労働者の街では大統領への期待が失望に変わっていた。【オルネースーボワ(フランス北部セーヌサンドニ県)で宮川裕章】

 県北東部オルネースーボワ市の低所得者向け団地。1階部分の店舗にはイスラム教徒向けの食料品店や洋服店が並び、近くにはアフリカ系移民向けの専用住宅が建つ。

 昨年オランド氏に投票した警備会社社員、ムラド・ウアリドさん(23)は「政治家が約束を守らないことがまた分かった。今は支持したことを後悔している」と話す。会社の緊縮策で超過勤務が減り、サルコジ政権時代に1800ユーロ(約23万4000円)だった月収が今は1200ユーロだ。

 自動車大手プジョー・シトロエン・グループ(PSA)は昨年7月、市内にある工場の閉鎖計画を発表した。欧州経済の低迷から昨年の決算で過去最大の50億ユーロ以上の赤字を計上し、国内8000人規模の人員削減など経営合理化策を打ち出した一環だ。オランド氏は当初「人員削減は受け入れられない」としていたが、政府は最終的にPSAグループへの金融支援策を発表する一方、人員削減策は容認した。

 PSAは拡大する中国市場に販売の重点を移しつつある。オルネースーボワでは約3000人の労働者が退職や配置転換で街を去ることになる。工場に勤務するアメド・サアディさん(41)は「政府と会社側が共謀しているように見えた。社会党はもはや労働者ではなく経営者のための政党だ」と憤る。

 1日のメーデー。パリのバスティーユ広場で工場閉鎖に反対するデモの先頭に立った労働組合CGTのジャンピエール・メルシエ書記長は「労働者を守れないようではサルコジ前政権とどこが違うのか」と切り捨てた。

 社会党政権は4月、同性結婚を容認する法案を成立させ、左派的な「平等」の価値に訴え支持回復を狙っている。だがサアディさんは「同性婚法に時間をかける余裕はなかったはずだ。最優先なのは雇用。オランド大統領はそのためだけに選ばれたはずだ」と不満をぶつけた。


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