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国際政治・世界事情

3562チバQ:2011/12/12(月) 18:29:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111211-00000510-san-int
いじめに女遊び…“劣化”止まらぬロシア軍
産経新聞 12月11日(日)13時8分配信

【ソ連崩壊20年 解けない呪縛】

 黒海から地中海に抜けるウクライナ。中国やアフガニスタンと接するタジキスタン。グルジアと同じカフカス地域のアルメニア。

 「どこも地政学上、重要な意味がある」

 モスクワの軍事評論家、コロトチェンコ氏がそう指摘するこれら3カ国の軍事拠点について、ロシア軍は昨年以降、駐留期間を49〜25年間延長した。

 「国益を守るために海外の基地は維持しなくてはならない。大国の政策として必要なのだ。旧ソ連圏に北大西洋条約機構(NATO)や米国が影響を及ぼすことは許せない」(同氏)

 これに加え、プーチン露首相は来春の大統領選への出馬を表明した後の10月、向こう3年間で1兆円相当を軍需部門に投じ、兵器の近代化を図ると明言した。

 経済統合と重ね合わせると、プーチン氏が目指す「ユーラシア連合」の最終形は軍事同盟の強化でもあるのではないか−。そんな疑念も浮かぶ。

 2008年のグルジア紛争は、ロシア軍のスリム化と局地戦に重点を移す軍改革を加速する役割を果たした。「それでも問題は少なくない」とモスクワに住む別の軍事評論家、ゴリツ氏はいう。

 同氏によると、約35万人いた将軍ら士官の4割は制服を脱ぎ、“頭でっかち”だった指揮系統は改善されつつある。総勢約120万人だった軍人は100万人余まで削減。広い国土に点在していた小規模拠点の8割を廃止して拠点を集約する陸軍改革も進行中だ。

 だが、兵器製造については、技術革新の見通しは決して明るいものではない。有能な若者が加わらず、技術者の高齢化も深刻な問題だといわれる。

 「ネジなど基盤部品の製造工場は(ソ連のような)計画経済でしか存続しえず、みな1990年代に業態を変えるか閉鎖された」と話すゴリツ氏は、国庫の先行きとは別の観点から、2020年までに70%を最新兵器に切り替えるという軍の装備近代化計画の実現を危ぶむ。

 「障害があるのに招集令状が来た」「母が病気になった。期間を短縮したい」

 モスクワ市北西部の非営利団体「兵士の母委員会」。訪れる相談者は絶えず、電話もひっきりなしにかかってくる。08年に期間が最大2年から1年に短縮された徴兵制を中心に、相談は年間3千件を超える。

 新兵に対する上官の「いじめ」は軍の病巣といわれてきた。サリホフスカヤ会長(73)は「新兵に対する肉体的ないじめはやや減ってきた。食事も選べるようになるなど待遇面の改善が進んでいる」と認める一方で、「男の子は街でビールを飲んだり女の子と遊んだりで、入隊にふさわしい体力に劣る」と話した。

 医師を買収して偽の診断書を書かせるといった「徴兵逃れ」も横行する。年間2万〜3万人、総計で20万人が忌避したといわれる。親のコネで徴兵を免れたり、軍隊とは思えない至れり尽くせりの兵舎をあてがわれ、規律が緩んだりしているケースもある、と聞いた。

 前出のコロトチェンコ氏も、「(兵士の)多くは不平等だと考えている。概して金持ちの子は兵役に就かないので、労働者や農民の子の軍隊になる。士気にかかわる問題だ」という。軍は徴兵制から契約制への移行を進めているが、現状では士官と契約軍人は2割ずつにすぎず、残りは1年限りで退役する徴兵だ。

 「だれを守るために戦えというのか。プーチンを守るために命を捨てろとでもいうのか」。徴兵が終了したばかりの男性(25)がつぶやいた。(佐藤貴生)


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