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国際政治・世界事情

6717チバQ:2013/08/04(日) 12:11:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130804/asi13080407000000-n1.htm
「自由」求めるインド・カシミール地方のイスラム教徒
2013.8.4 07:00 (1/4ページ)[鼓動]
7月18日、インド北部ジャム・カシミール州スリナガルで、警官隊にデモを阻止される分離独立派組織「ジャム・カシミール解放戦線」のメンバーら
7月18日、インド北部ジャム・カシミール州スリナガルで、警官隊にデモを阻止される分離独立派組織「ジャム・カシミール解放戦線」のメンバーら
 インド北部ジャム・カシミール州で、州の分離独立を求めるイスラム教徒住民と軍部隊の緊張が高まっている。ヒンズー教徒が国民の約8割を占めるインドでは、イスラム教徒は少数派だが、同州では約7割と多数派を占める。州政府側は、分離独立派の背後にはカシミールの領有権をめぐって対立するパキスタンがいると主張し、警戒をゆるめない姿勢を強調。住民の中には、こうした状況が地元経済に与える悪影響を懸念する声もあり、それぞれの思惑と利害が複雑に絡み合っている。(スリナガル 岩田智雄、写真も)

 イスラム教のラマダン(断食月)が始まった後の7月18日、夏の州都スリナガルに、州の分離独立を目指すイスラム組織「ジャム・カシミール解放戦線」の指導者ヤシン・マリク氏を訪ねた。

 古びた建物の2階にある事務所でマリク氏は、「政府への抗議デモを急遽(きゅうきょ)行うことにした。インタビューは後にしてくれ」と固い表情で話した。スリナガル郊外のラムバンでこの日朝、イスラム教徒のデモ隊数百人がインド軍国境警備隊と衝突し、デモ隊側の4人が死亡する事件があったからだ。

 マリク氏は礼拝後、支持者らと階段をギシギシときしませて駆け降り、表の目抜き通りに出ると住民らにデモへの参加を呼びかけた。警戒に当たっていた警官隊が直ちにデモ隊を押し返すと、警官への投石が始まった。

 「パン、パン、パン!」

 警官の威嚇射撃とみられる銃声が鳴り響く。クモの子を散らすように逃げ出した通行人らは付近の商店内に駆け込んだ。マリク氏らはあっという間に拘束された。

 この後、いくつもの分離独立派組織が翌金曜日の礼拝日にストライキと抗議デモを行うと発表した。州政府は混乱を阻止するため、3日間、州内主要部に外出禁止令を出し、指導者らを自宅軟禁にして対抗した。

 今回、政府への反発が拡大したのは、宗教心が高揚するといわれるラマダンだったからだけではない。人々の脳裏に焼き付けられた3年前の忌まわしい記憶が呼び起こされたことも大きな理由だ。

 それは、村人3人がパキスタンからの越境テロリストの疑いをかけられ、軍人らに射殺された事件だ。

 州全域には軍特権法が適用されており、兵士は武装勢力とみられる者には発砲しても罪に問われない。事件後、軍人らがこの法律を悪用し、昇進目当てに交戦をでっち上げ、村人を殺害していたことが暴露された。軍への抗議行動は過激化し、住民120人以上が死亡する事態になった。

 今回のラムバンの衝突は、地元のイスラム教指導者が警備隊に誤って越境者の疑いをかけられて拘束されたことが引き金になった。このため、住民の怒りに再び火がついたのだ。州内ではこの後も各地で衝突が相次いだ。


■ ■ ■


 ジャム・カシミール州は隣のパキスタン支配地域などと合わせてカシミール地方と呼ばれる。印パが英国から独立した際、ともに領有権を主張し、両軍がにらみ合う状況が続いている。3度の戦争と大規模紛争を起こした「核武装国間の火薬庫」といわれる地域だ。


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