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国際政治・世界事情

4001名無しさん:2012/03/23(金) 19:50:09
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/03/23/20120323dde007030004000c.html
蠢くフランス:12年大統領選 乱射事件、サルコジ氏に追い風 「治安」「移民規制」強み
 【パリ宮川裕章】フランス南部トゥールーズのユダヤ人学校襲撃事件が22日、アルジェリア系フランス人のモハメド・メラ容疑者(23)射殺で収束し、4月の仏大統領選に向けて治安強化、新規受け入れ移民の半減を掲げる現職のサルコジ大統領(57)に追い風が吹き始めた。事件発生後の世論調査でサルコジ氏の支持率が上昇し、最大野党・社会党のオランド氏(57)優勢の流れが変わる可能性も出てきた。ただ、大統領は急進的なイスラム主義のウェブサイトを日常的に閲覧している者の処罰などを提案しており、イスラム教への偏見や社会の分断を招きかねないとの懸念も出ている。

 事件発生後、大統領は「国民的な悲劇に際し、選挙運動を一時中断する」と宣言し、犠牲者の追悼式に出席、21日にはユダヤ教徒、イスラム教徒の代表と会談した。さらに、立てこもり現場を視察し、捜査の最高指揮者としての存在感を国民にアピールした。

 現職としての強みを存分に見せつけるサルコジ氏に対し、社会的平等や雇用創出などを訴えるオランド氏は治安対策にうとく「傍観者になった」(仏誌ヌーベル・オプセルバトゥール)面は否めない。

 大統領選で再選を目指すサルコジ氏は「治安強化」のほか、極右政党「国民戦線」支持層への浸透を狙って「新規受け入れ移民の半減」を掲げている。事件の容疑者がアルジェリア系のイスラム過激思想の持ち主だったため、サルコジ氏に有利に働く可能性がある。

 サルコジ氏は22日、急進的なイスラム主義サイトにたびたびアクセスしたり、海外で過激主義の影響を受けフランスに帰国する者への罰則導入を検討する意向を表明。仏紙ルモンドは「表現の自由を保障する憲法に抵触する上、膨大な数のアクセスを把握するのは困難」と疑問を呈した。

 大統領選を巡り、仏メディアは支持率が低迷するサルコジ氏について「特殊な外的要因がない限り、挽回は難しい」と分析していたが、事件が「外的要因」となる可能性がある。

 世論調査会社CSAの大統領選第1回投票(4月22日)の支持率調査によると、3月12日時点ではサルコジ、オランド両氏が28%で並んでいたが、事件後の19、20日の調査ではサルコジ氏が支持率を30%へと2ポイント伸ばした。

毎日新聞 2012年3月23日 東京夕刊


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