したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

国際政治・世界事情

3247チバQ:2011/10/23(日) 18:34:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111023-00000018-mai-int
<リビア>兵器の拡散深刻…エジプトにミサイル「密輸」も
毎日新聞 10月23日(日)10時57分配信

 【エルサレム花岡洋二】リビアの暫定統治機構「国民評議会」は23日に「全土解放」を宣言し、新国家づくりのプロセスを本格化させる。最優先課題となっているのが、カダフィ前政権の「負の遺産」である大量の兵器の管理だ。多くが行方不明で、一部は既にエジプトへ流出している。また、新政権での要職を狙うイスラム勢力と評議会指導部との対立もあり、課題は山積している。

 リビアの兵器拡散状況について、国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は今年9月上旬までの半年間の調査結果として、「多くの兵器関連施設が略奪に遭い、数千にも及ぶ地対空ミサイルや対戦車ミサイルが行方不明になった」と報告する。

 前政権はミサイルに加えて地雷、砲弾などを北大西洋条約機構(NATO)軍の空爆から守るため、民間のビルや農場へ移していた。評議会の管理が行き届かず、報告によると、反カダフィ派の戦闘員や一般住民らの略奪が目撃された。

 また米紙ワシントン・ポストなどは、リビアの東隣エジプトの軍関係者らの証言から、リビアから大量の武器が運び込まれていると報じている。今年8月、パレスチナ自治区ガザ地区に通じる密輸トンネルやシナイ半島の武器市場で肩撃ち式地対空ミサイルなどが押収されたという。

 報道によると、ミサイル以外にもリビアから密輸された銃弾、爆弾、機関銃などがエジプト国内で見つかった。ある武器商人は、エジプトとリビアの国境はほぼ自由に行き来できる状況だと説明。両国の政変の影響で、国境管理が不十分になっているようだ。

 一方、「全土解放」宣言から1カ月以内に予定される移行政府樹立だが、その際の指導者選びで困難が予想される。評議会を率いてきたアブドルジャリル議長とジブリル暫定首相は宣言前後に辞任することを表明している。

 新指導者の有力候補として台頭してきたのが、反カダフィ派の戦闘を主導し、評議会の指導体制に批判的なアブドルハキム・ベルハジ司令官だ。国際テロ組織アルカイダとの関係が疑われたリビアのイスラム過激派組織の元指揮官で、前政権から迫害された経験がある。そのライバルと目されているのが、首都トリポリでの戦闘を指揮したイスラム穏健派のアブドラ・ジンタニ司令官で新政権の閣僚の半数を民兵出身者にするよう求めている。

 イスラム勢力とは別に、「地域代表」の有力候補もいるが、いずれの候補も政治経験は浅く、安定した民主体制構築には不安が残る。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板