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国際政治・世界事情

1179チバQ:2010/02/12(金) 12:21:57
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100212/mcb1002120505009-n1.htm
ウクライナ大統領選 敗北認めぬ首相 司法闘争狙うも国民に無力感
2010.2.12 05:00


 ウクライナとロシアの有力紙は9日、ウクライナ大統領選挙の決選投票で「惜敗」した親欧米派のティモシェンコ首相は、大規模な不正があったとして敗北を認めず、最高行政裁判所に提訴する方針だと伝えた。

 中央選管が10日に発表した最終結果によると、野党・地域党党首のヤヌコビッチ前首相の得票率は48.95%、ティモシェンコ首相は45.47%で、ヤヌコビッチ前首相の勝利が確定した。

 しかし、ティモシェンコ陣営は、ヤヌコビッチ前首相の出身地で地盤のウクライナ東部ドネツク州の開票結果を無効にするよう求めている。同陣営はまた、地方の選挙管理委員の代表が脅迫され開票所に行けなかった事例や、1人が死亡して見つかった事例があったとしている。決選投票の直前に、開票方法に関する法律が改正され、両陣営の代理人が一定数いなくても開票を進められるようになった。ティモシェンコ陣営は、ヤヌコビッチ陣営がこの法改正を悪用したと主張している。

 ヤヌコビッチ前首相の勝因として、2004年末の民主化政変「オレンジ革命」で盟友だったユーシェンコ大統領とティモシェンコ首相が対立し、内紛に明け暮れたのに対し、ヤヌコビッチ前首相が支持基盤をまとめ上げたことが挙げられる。

 04年の選挙では、クチマ前大統領に後継指名されたヤヌコビッチ前首相の得票が不正に操作されたとされ、親欧米派はシンボルカラーのオレンジの旗を手に首都キエフで連日10万人規模の抗議集会を実施。最高裁は決選投票のやり直しを決定し、ユーシェンコ現大統領が勝利した。

 今回、オレンジ革命が再現する可能性は極めて低い。有権者の多くはオレンジ革命に幻滅を感じており、ティモシェンコ首相が支持者の動員を計画しても、04年よりも小規模になるだろう。政治の混乱、経済の低迷から、有権者の間にはオレンジ革命当時のような不正投票への怒りより、無力感と冷笑主義が広がっている。

 ティモシェンコ首相が、大衆動員で圧力をかけつつ、エリート層の支持を取りつけることができなければ、司法闘争で選挙結果を覆すことはできないだろう。また、ティモシェンコ首相と協力しなければ政情が不安定化すると、ヤヌコビッチ前首相に痛感させることができなければ、前首相は政敵と手を結ぼうとはしないだろう。ヤヌコビッチ前首相は、議会で多数派工作を行うことで勝利を確実なものとし、できるだけ早く新首相を指名しようとするだろう。(オックスフォード・アナリティカ)


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