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国際政治・世界事情

1852チバQ:2011/01/10(月) 10:26:55
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/110109/mds1101092147001-n1.htm
スーダン住民投票始まる 中・南部で戦闘、祝賀ムードに影 和平のもろさ浮き彫り (1/2ページ)
2011.1.9 21:41

9日、スーダン南部ジュバで票を投じる男性(大内清撮影) 【ジュバ(スーダン南部)=大内清】スーダン南部の分離独立の是非を問う住民投票が9日、始まった。独立賛成が反対を上回るのは確実で、投票自体に大きな混乱は起きていない。ただ、8日には南北双方が自領組み入れを狙う中部の油田地帯アビエや、南部の一部で戦闘が発生。現在の比較的平穏な情勢が、南北間だけでなく南部内の緊張関係をもはらみながら、かろうじて成り立っていることを改めて浮き彫りにした。

 「南部の人々が待ちに待った歴史的な一瞬だ」

 南部自治政府大統領のキール・スーダン人民解放運動(SPLM)議長は9日朝、南部の中心都市ジュバでこう述べた上で南北の全勢力に共存を呼びかけた。

 2005年の包括和平合意を仲介した米国からは、スーダン問題に熱心な俳優ジョージ・クルーニーさんやケリー上院議員らが駆けつけ祝福。市内の投票所に長蛇の列ができた。

 だが8日に各地で起きた戦闘は、南部の祝賀ムードに暗い影を落としている。

 石油資源が豊富な南部ユニティ州では、SPLMの部隊に対し、同じ南部人勢力による攻撃があり、少なくとも4人が死亡した。

 SPLMを構成する南部の黒人系民族は内戦中、決して一枚岩だったわけではなく、離合集散を繰り返して戦闘を行っており、現在も遺恨を残すとされる。今回攻撃を仕掛けたのもSPLMに反旗を翻した勢力で、「きっかけがあれば南部人同士の対立がエスカレートする可能性がある」と指摘する専門家は多い。

 一方、アビエではSPLMの部隊と、北への残留を主張するアラブ系遊牧部族ミッセリアとの間で銃撃戦があり双方に死者が出たとみられ、南北間の緊張が高まっている。

 住民投票は15日まで続き、独立賛成が過半数に達すれば、約半年の移行期間を経てアフリカで54番目の新国家が誕生する。自治政府は独立後、キール暫定政権を発足させ、2年後に民主的な選挙を行うという。

 キール氏はこの間、アビエの帰属や国境画定をめぐる北部との協議のほか、南部の民族間の利害調整を図る必要があり、微妙なかじ取りを迫られそうだ。




  スーダン アフリカ最大の国土を持つ。英国とエジプトの共同統治を経て1956年に独立した。北部はアラブ系イスラム教徒、南部は黒人系キリスト教徒が多数派で、南部にとり独立は長年の悲願。油田は南部に集中するが、北部にパイプラインなど原油輸出関連施設がある。83年に約200万人の死者を出した南北内戦が勃発し、2005年に米英などの仲介で包括和平合意が結ばれた。これとは別に西部ダルフール地方で03年以降、黒人住民とアラブ系民兵の紛争が起き約30万人が死亡、約270万人が避難民化したとされる。


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