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国際政治・世界事情

5704チバQ:2013/01/27(日) 20:17:18
http://mainichi.jp/select/news/20130127k0000e030127000c.html
マリ情勢:地元ジャーナリスト「火種はアルジェリアから」
毎日新聞 2013年01月27日 10時54分(最終更新 01月27日 11時47分)


フランス軍が軍事介入し、イスラム過激派との戦闘が続く西アフリカ・マリで、政治・社会問題への鋭い分析が首都バマコ市民から厚く支持されるジャーナリスト、ジョセ・トラオレさん(50)は、フランスの軍事介入までに発展した戦闘について、アルジェリアから流れ込んできた原理主義者が原因だと話した。【バマコ(マリ南部)で服部正法】

 トラオレさんは、最大民族バンバラ人の言語バンバラ語による放送局「ラジオ・ニエタ(進歩)」の記者。事実追究の姿勢と権力にこびないスタイルが、リスナーから信頼感を得ている。

 トラオレさんは、イスラム過激派がマリ北部を制圧し、仏軍の介入に至った一連の動きについて「問題の根っこはマリにはない。問題は外からマリに移植され、幹となって表に出ているのだ」と、木に例え、天然ガスプラントで人質事件が起きた北隣のアルジェリアから火種が入り込んできたとした。

 トラオレさんが考える「根」は、アルジェリアでかつて一大勢力となったイスラム原理主義者たちを指す。90年代にアルジェリア国内で政府と内戦を戦った隣国の原理主義者たちについて「アルジェリアから追い出され、マリに来た。一方、マリ政府は交渉で解決しようとした。マリ政府は北部地域をコントロールする力も弱く、結局彼らが、はびこった」と分析する。

 外から移植されたものは他にもある。「アラブの春」でリビア・カダフィ政権が崩壊(11年8月)し、大量にリビアからマリに流入し、過激派側に渡った武器・弾薬だ。「彼ら(過激派)は、以前はそれほど強くなかったが、これらの武器で勢力が増した」と説明する。

 マリ国民は現在、仏軍介入について歓迎一色だ。長期戦となった場合、えん戦ムードなどから「反仏意識」が高まる懸念もあるが、「マリの状況はイラクやアフガニスタンとは異なる。マリで仏軍が戦っている相手はマリ人でなく(国際テロ組織アルカイダなどの)外国人たちだ」と、仏軍へのマリ市民の支持は継続するとの見方を示した。また、「マリ人が自分たちで解決するのが最善だが、マリの政治は機能していない。本当に心の底から仏軍介入を喜んでいるというわけではないが、仏軍介入以外の選択肢は我々に残されていなかった」と、軍事介入を支持した。その上で、マリからの過激派の掃討については「国連や米国などを含めた国際社会の協力があれば、最長でも1年あれば解決できるのではないか」と、早期収束に期待を込めた。


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