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国際政治・世界事情

6766チバQ:2013/08/16(金) 21:08:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130816/mds13081609100003-n1.htm
エジプト モルシー派排除に強権発動 リベラル派反発、火種も
2013.8.16 09:08 (1/2ページ)[エジプト]
15日、カイロに隣接するギザ県で、モルシー前大統領の支持者に放火された県庁舎の消火をする消防士ら (ロイター)
15日、カイロに隣接するギザ県で、モルシー前大統領の支持者に放火された県庁舎の消火をする消防士ら (ロイター)
 【カイロ=大内清】エジプトの暫定政権が非常事態令という“伝家の宝刀”を抜いたことで、治安当局はひとまず、モルシー前大統領派による抗議行動を押さえ込む態勢を整えた。今後はモルシー氏の出身母体であるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団幹部や、東部シナイ半島のイスラム過激派の摘発が進むとみられる。だが、軍・治安部隊に強大な権限を与える非常事態令は、2011年に崩壊したムバラク政権の強権の源でもあっただけに、現時点で軍と共同歩調を取るリベラル派と暫定政権との確執の種ともなり得る。

                   ◇

 リベラル派の代表格として政権入りしていたエルバラダイ副大統領は14日、声明で「(強制排除の)結果は容認できない」と辞任を発表、自身は武力行使に反対を貫いたと強調した。

 ムバラク政権崩壊後のエジプトでは、大別すると、同胞団をはじめとするイスラム勢力▽軍やムバラク政権関係者などの旧支配層▽エルバラダイ氏ら世俗的リベラル派−の3つの勢力がせめぎ合う状況が続いてきた。

 その中で同胞団は、固い組織力を背景に議会選や大統領選に勝利した。これに対し、依然として社会に強い影響力を持つ旧支配層とリベラル派が結託。この構図が、モルシー氏を失脚させた大規模デモとクーデターにつながった。クーデター後のエルバラダイ氏の副大統領任命は、軍とリベラル派の連携を象徴する人事だった。

 だがリベラル派は本来、ムバラク強権体制の恩恵を受けてきた旧支配層とは対立関係にある。エルバラダイ氏にとり、ムバラク時代の約30年間で一度も解除されなかった非常事態令を出すとの決定は許容できないものだったとみられる。

 非常事態令により、治安維持が容易となったのは間違いない。過激派のテロが相次いだ1990年代、ムバラク政権は令状なしで大量拘束を繰り返す「底引き網漁のような手法」(外交筋)で治安を回復させた。

 しかし、リベラル派が反発を強めればデモなどに発展する事態も考えられ、暫定政権にとっては新たな不安定要因ともなり得る。


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