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国際政治・世界事情

1とはずがたり:2005/05/23(月) 02:47:11
世界情勢・世界史ネタなど
軍事問題は安全保障論http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/l10を国際経済問題は国際経済学http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165061/l10を参照の事

4068名無しさん:2012/04/04(水) 23:09:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120403/mds12040322050003-n1.htm
袋小路の打倒アサド武闘路線 自由シリア軍拠点ルポ
2012.4.3 22:03 (1/2ページ)

トルコ南部アンタクヤ郊外にある自由シリア軍のキャンプ。将兵やその家族らがテント暮らしをしている(大内清撮影)
 【アンタクヤ(トルコ南部)=大内清】シリアのアサド政権打倒を目指す離反兵らの武装組織「自由シリア軍」がトルコ南部に置く拠点に2日入った。取材に応じた幹部は国際社会の武器支援を訴え、不利に傾く戦況に焦りの色を濃くしていた。ただ、反体制派の在外代表組織「シリア国民評議会(SNC)」と同様、同軍も国内反体制派との連携を欠く上、主導権争いが顕在化。武装闘争路線は袋小路に入り込んでいる。

 政権側の攻撃を逃れた約1万7千人が避難しているトルコの南部アンタクヤ。その郊外に点在するシリア人キャンプの一つ、アパイデンには、自由シリア軍の指導部や、一部の戦闘員とその家族らが暮らすテントが立ち並んでいた。

 作戦基地だというこのキャンプの門では、警備のトルコ兵が人の出入りに目を光らせる。アサド政権を強く批判しつつも国境付近での戦闘激化は避けたいトルコには、自由シリア軍を庇護(ひご)下に置くとともに、勝手な行動を取らぬよう監視する目的があるとみられる。

 「いま必要なのは、対戦車砲や携行式の地対空ミサイルだ」。会議用のプレハブ小屋で会見した自由シリア軍ナンバー2のクルディ大佐は、こう力を込めた。

 同軍は、3月に西部ホムスの拠点を政権側に制圧されて以降、各地で撤退を続け苦戦を強いられている。

 もともと同軍は「少数部隊が各自で自由に活動する」(別の幹部)ネットワーク型組織の性格が強く、指揮系統は確立されていない。装備も脆弱(ぜいじゃく)なため、現在は戦車やヘリで攻勢を強める政権側によって各個撃破されているといい、大佐の言葉には焦りがにじむ。

 カタールなど湾岸アラブ諸国が武器供与を主張してはいるが、イラクなど周辺国には、それらが国際テロ組織アルカーイダ系勢力に流出することへの懸念が強い。アナン前国連事務総長が暴力停止に向けた調停努力を続ける中、指導部が望む武器を質・量ともにそろえるのは難しいといえる。

 組織運営の問題も多い。2月に、政権軍からの離反では最高位のムスタファ・シェイフ准将一派が独自の組織を結成。その後、自由シリア軍と統合で合意したものの、権限配分でクルディ大佐ら同軍指導部と対立している。さらに最近では欧州在住の退役軍人らが新組織「シリア国民軍」を設立し、一本化どころか分裂が加速しかねない状況だ。

 キャンプでは、子供を肩車する父親の姿も見えた。国内に潜入することが多い戦闘員らにとっては、つかの間の休息の場でもある。激しい戦闘が続く北部イドリブ出身の戦闘員は「十分な武器があれば政権軍をたたきつぶす」と息巻いた。

 しかし、今月1日、有志国の「シリアの友人」会合で「全シリア人の正統な代表」に承認されたSNCでも、主導権争いは収束していない。戦闘員らは士気の高さに胸を張ったが、反体制派につきまとう内紛体質は、米欧などに武器供与をためらわせ、求心力低下につながる可能性もある。

4069チバQ:2012/04/04(水) 23:10:42
http://mainichi.jp/select/world/news/20120404ddm007030123000c.html
シリア:停戦約束、反体制派「信用は困難」 アサド政権なお弾圧
 【カイロ和田浩明】アナン国連・アラブ連盟特使は2日、シリアのアサド政権が10日までに停戦提案の一部を履行すると発表した。しかし、アサド政権はこれまでも停戦を約束しながら「武装テロ集団」とみる反体制派の鎮圧を理由に弾圧を継続してきた経緯がある。反体制派によると軍・治安部隊は3日も国内各地で住宅地の砲撃や民間人の拘束を継続しており、今回の停戦履行に対する懐疑的な声がシリア国内外から上がっている。

 アナン氏によると、履行受諾は1日のムアレム外相書簡で表明されたという。停戦履行監視に向け国連の準備チームが5日までにダマスカス入りし、調整を始める。しかし、アサド政権の武力弾圧は続いている。反体制団体「地域調整委員会」の集計では1日と2日だけで230人の死亡が確認された。うち約70人は、中部ホムス市で遺体で発見された。複数の反体制団体によると、3日もホムス市や北部イドリブ県で軍による砲撃が行われた。

 政府軍と武力衝突を繰り返してきた離反兵士団体「自由シリア軍」のクルディ副司令官は毎日新聞の電話取材に、「国際社会はアサド政権に弾圧の時間を与える共犯者」と主張。政府軍は今後も弾圧を続けるとの見通しを示した。一方、民間人保護が目的である以上、政府側が攻撃をやめれば停戦する考えも示した。

 しかし、シリア反体制派を対外的に代表する「シリア国民評議会」のハッサン・シャラビ氏は取材に、履行受け入れの信用は困難との見方を示したうえで、「停戦しても(アサド退陣を求める)我々の姿勢は変わらない。停戦すれば、国民の(反体制)デモは拡大する」と強硬姿勢を示している。

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 ◆アナン特使の6項目の提案◆

(1)シリア主導の政治対話で特使と協力

(2)国連監視下で全当事者の暴力停止、人口密集地域での重火器使用停止、軍の撤退

(3)人道支援活動のため、1日2時間の休戦

(4)恣意(しい)的に拘束された市民の釈放拡大

(5)報道関係者の移動の自由確保

(6)結社の自由と平和的デモを行う権利の確保

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 ◆シリア情勢を巡る最近の動き◆

2011年

  3月25日 反政府デモ全土に拡大

  4月19日 アサド政権が非常事態法の48年ぶりの解除決定

    29日 米国が対シリア経済制裁発動

  8月 3日 国連安保理が武力弾圧非難の議長声明

 10月 4日 国連安保理で武力弾圧を非難する決議案否決

 11月12日 アラブ連盟がシリアの一時資格停止処分決定

 12月12日 アサド政権による弾圧の死者が5000人超と国連が報告

    19日 シリアがアラブ連盟による反体制派との調停案署名を発表

    26日 アラブ連盟の和平監視団がシリア入り

2012年

  1月22日 アラブ連盟がアサド大統領の退陣を含む行程表に合意

  2月 4日 国連安保理で武力弾圧停止要求決議案が否決

    16日 国連総会で武力弾圧停止要求決議案を採択

    26日 アサド政権が民主化改革として新憲法案の国民投票を実施。反体制派は受け入れ拒否

  3月10日 アナン特使がシリア入り。アサド大統領や反体制派の指導者らと協議

    27日 アナン特使の報道官が、アサド政権が6項目の提案受け入れと公表

毎日新聞 2012年4月4日 東京朝刊


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