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国際政治・世界事情

5636チバQ:2013/01/18(金) 23:33:06
http://mainichi.jp/select/news/20130119k0000m030047000c.html
アルジェリア拘束:アルカイダの広がりが浮き彫りに
毎日新聞 2013年01月18日 20時37分(最終更新 01月18日 20時39分)

 【ヨハネスブルク服部正法】国際テロ組織アルカイダから分派した武装勢力が北アフリカ・アルジェリアで起こした日本人らの拘束事件では、フランス軍が隣国マリでイスラム過激派に行っている軍事行動の停止を求める犯行声明が出され、アフリカで広範囲に広がるアルカイダ・ネットワークの存在が浮き彫りとなった。アルカイダやイスラム過激派はどのようにアフリカで拡大しているのか。

 現在のアフリカで過激派の流れを大別すると、▽北・西アフリカで活動するアルカイダの分派「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」とその連携組織▽西アフリカの大国ナイジェリアのボコ・ハラム▽東アフリカ・ソマリアで政府と交戦を続けるアルシャバブ−−の三つの大きな勢力がある。

 3組織は地域的・民族的な隔たりがある。元々各地で発達したが、今や、やすやすと国境を越えるようになっているようだ。

 米アフリカ軍(司令部・独シュツットガルト)のハム司令官は昨年6月、3組織が「協調的、連動的な動きをしようとしている」と述べ、強力深化の動きに強い懸念を表明。特にAQIMとボコ・ハラムの関係を「資金や(兵員の)訓練、弾薬などの面で両者の分かち合いが見て取れる」と指摘した。AQIMなどが制圧するマリ北部へのボコ・ハラム戦闘員の流入もたびたび報じられている。

 91年以降のソマリアの長期内戦下で勃興したアルシャバブは、10年7月にウガンダの首都カンパラで爆破テロを起こした。流入してきたアラブ系の戦闘員らが多数参加している。ボコ・ハラムは11年6月に、戦闘員がアルシャバブの下で訓練を受けたことを表明。アルシャバブは昨年2月にはアルカイダとの統合も宣言した。

 10年2月、ソマリア暫定政府のアリ外相(当時)は毎日新聞の取材に「アルシャバブはアルカイダの基本方針を踏襲し、その世界的なネットワークで動いている」と述べ、アルシャバブがソマリア一国のみの体制変革ではなく、国境を超えた「聖戦」思想を持っていると示唆した。

 AQIMは、元々は90年代のアルジェリア内戦で政府と戦ったイスラム原理主義者が源流だ。アルジェリア当局の取り締まりで弱体化したが、米ピッツバーグ州立大のスティーブン・ハーモン准教授の分析によると、米軍のイラク侵攻(03年)への反発から、「聖戦」を唱える組織内部の「国際派」が主導するようになり、マリに拡大、その後、AQIMを形成した。

 アフリカ各地に芽生えた過激組織が、「聖戦」を唱えるアルカイダという「触媒」によって結びついて強化され、広がっていると考えられる。


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