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国際政治・世界事情

4860チバQ:2012/08/12(日) 20:02:05
毎日新聞より


オランダ総選挙:EU批判の社会党に 勢い…世論調査

【ブリュッセル斎藤義彦】オランダ総選挙 (9月12日)を1カ月後に控え、欧州連合 (EU)に批判的な社会党が世論調査の獲得議 席予想でトップを走る勢いを見せている。EU 離脱を掲げる極右・自由党も3位に付け、債務 危機を機にEUへの反発が噴き出した形だ。オ ランダのルッテ政権はメルケル独政権と連携し て財政緊縮などの危機対策を進めてきた。社会 党が勝利すれば欧州政治の流れを変える可能性 もある。

8日の世論調査によると、社会党の獲得議席 予想は下院(定数150)の約4分の1にあた る37議席で首位に立っている。ルッテ首相の 自由民主党が30議席で続き、自由党が18議 席で3位。オランダの政権は複数政党による連 立が常態化しており、社会党などEU懐疑派の 主張がそのまま通る可能性は低いが、第1党か ら首相を出すのが慣例のため、影響力は無視で きないとみられている。

社会党は72年に毛沢東主義派が設立した左 派政党で、現在は革命は放棄してソフト路線を 取っている。反EUではないが、共通通貨ユー ロの導入に反対するなどEUには懐疑的だ。 「新自由主義を押し付ける現在のEUには反対 だ」(エミール・ルーマー党首)として欧州統 合の見直しを唱えている。

債務危機について社会党は「無定見な融資で 行き詰まった金融機関を国家が救済したことが 原因」と指摘し、金融市場の厳格な監視を主張 している。財政緊縮策は「危機を深めるだけ」 として拒否し、環境関連投資など景気刺激策の 導入を求めている。金融機関がギリシャの債務 をさらに帳消しにするよう要求しており、EU の現路線とは大きく異なる。

自由党の主張はさらに過激で、オランダのE Uからの離脱、ユーロから旧通貨ギルダーへの 転換を掲げている。

EU懐疑派が支持を集める背景としては、E Uの求める緊縮策が年金受給開始年齢の引き上 げや医療保険給付カットなどを強い、「これま でに得た豊かさを失わせるとの不安が国民にあ る」(プラーフ・アムステルダム大准教授)と の見方が有力だ。オランダはドイツ、フィンラ ンドと並びユーロ圏では経済的に安定した優等 生で、南欧諸国に緊縮策を要求してきた。

ルッテ首相は自由党の閣外協力を得て10年 から中道右派政権を率いてきた。今年4月、自 由党が緊縮策を盛り込んだ予算に反発して協力 を停止したため、内閣総辞職に追い込まれた。

2012年08月12日 19時31分


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