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国際政治・世界事情

4218チバQ:2012/05/06(日) 14:21:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120504-00000065-mai-int
<仏大統領選>「主要政党に絶望」カギ握る極右首位の村
毎日新聞 5月4日(金)22時38分配信


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行き詰まる政治に抗議する意味を込め、マリーヌ・ルペン氏に投票した酪農家のドゥニ・ブルギニョンさん=仏北西部サンクリストフルジャジョレで2012年4月27日、宮川裕章撮影

 右派・国民運動連合のニコラ・サルコジ大統領(57)と左派・社会党のフランソワ・オランド前第1書記(57)が対決するフランス大統領選の決選投票(6日)で極右・国民戦線の動きが注目されている。マリーヌ・ルペン党首(43)は「白票を投じる」と支持者に事実上、自由投票を促した。4月22日の第1回投票でルペン氏が首位だった仏北西部の村を歩いて聞こえてきたのは、経済行き詰まりへの不満と、主要政党への抗議の声だった。【サンクリストフルジャジョレ(仏北西部)で宮川裕章】

 「サルコジ大統領の5年間で金持ちは豊かになった。だが、ガソリン代は上がり、自分らの給料は下がった」。中世の面影を残す仏北西部サンクリストフルジャジョレ村。第1回投票でルペン氏を支持したトラック運転手のカルロスさん(59)が語る。人口256人の村は産業がなく、住民の大半は約10キロ離れた地方都市アルジャンタンに車で通勤する。

 この村では、過去2回の大統領選で国民戦線候補の得票率は10%前後だったが、今回、ルペン氏は29.79%を記録。サルコジ氏の25%、オランド氏の24.47%を上回り、首位に立った。「予期しない結果で、投票日の夜は眠れなかった」。そう語るミシェル・ルラ村長(61)は地元紙に「投票結果は驚きであり、残念で、恥ずかしい」との手記を載せた。

 地中海料理販売業のアブデロアアブ・ブクリエさん(50)はモロッコ出身。「村に2人」という移民系フランス人の一人だ。国民戦線には移民排斥のイメージがつきまとうが、「村には移民問題も治安の不安もない。ルペン氏への票は外国人を排斥する感情ゆえのはずはない」と語る。

 サンクリストフルジャジョレ村を管轄するバスノルマンディー州オルヌ県では505市町村中52市町村で国民戦線が首位に立った。州議会議長のロラン・ボベ氏(59)は「『自分たちは見捨てられた』との住民感情の反映だ」と指摘する。オルヌ県の主要都市アルジャンタンでは工場閉鎖が相次ぎ、近くのトルン村は無医村だ。「公共サービス・医療体制の不備、産業空洞化で住民が絶望している」という。

 第1回投票でルペン氏に投票した農家のドゥニ・ブルギニョンさん(55)は「地元経済の状況や行政サービスの不足よりも、政治への絶望が大きい」と語る。07年の前回大統領選ではサルコジ氏に投票した。「公約を守れなかったサルコジ氏への怒りはある。一方、オランド氏が公約に掲げる大規模雇用は赤字財政下で実現できると思えない」

 ブルギニョンさんは、ルペン氏に集まった票について「信用できなくなった2大政党と政治への抗議の票だ」と解説する。現状への異議申し立ての色彩が濃いルペン票は決選投票でオランド氏とサルコジ氏のどちらに向かうのか。その動向が2候補の勝敗を左右することになりそうだ。


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