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国際政治・世界事情

3215チバQ:2011/10/19(水) 20:48:54
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/10/18/20111018ddm007030144000c.html
サウジアラビア:イランと関係険悪化 大使暗殺計画、国連に討議要請
 【テヘラン鵜塚健】イランが駐米サウジアラビア大使の暗殺を計画したと米国が主張している事件で、サウジ政府は潘基文(バンキムン)国連事務総長に対し、国連安保理での討議を要請した。国営サウジ通信が15日伝えた。イランとサウジは長年ライバル関係にあり、今年3月にはバーレーン情勢を巡り関係が悪化。今回の暗殺計画浮上を機にさらに険悪化している。

 「我々に対抗するどんな行為にも責任を負わせる」。サウジのサウド外相は13日、イランを非難し、暗殺計画に対する対抗措置をほのめかしていた。

 イランはイスラム教のシーア派、サウジはスンニ派の盟主をそれぞれ自負し、中東地域で覇権を争ってきた。内部告発サイト「ウィキリークス」が公開した08年の米外交文書によると、サウジのアブドラ国王は米政府に対し、「蛇の首をへし折れ」との表現でイランへの軍事攻撃を要請したとされる。その際に国王の意思を米側に伝えた人物が、暗殺計画の標的となったアルジュベイル駐米大使だ。

 両国関係は「アラブの春」を機に悪化に向かった。今年3月、ペルシャ湾岸の島国バーレーンでシーア派住民による民主化要求デモが過熱した。これを受けて隣国サウジは「イランがシーア派住民を支援し、政権転覆を図っている」としてバーレーンに軍を派遣してデモを鎮圧。イランは強く反発し、バーレーンが両国の「代理戦争」の舞台となった。

 一方、イランの同盟国シリアで民主化デモによる混乱が続いており、政権転覆の可能性も指摘される。イランはデモ弾圧に協力するなどシリア政権を後押ししている。これに対し「サウジがバーレーンでの意趣返しに、シリアのデモを支援する可能性がある」(米ワシントン・ポスト紙)。シリアが「代理戦争」の新たな舞台になる恐れがある。

 イランとサウジは今年6月の石油輸出国機構(OPEC)総会でも激しく衝突した。石油の推定埋蔵量(2010年)はイランが世界3位、サウジが1位だ。原油増産を図りたいサウジに対し、自国の財政改善に向け原油価格上昇を望む議長国イランは現状維持を志向したからだ。

 イランの中東政治アナリストのピールムハンマド氏は「イラン、サウジとも、武力衝突して米・イスラエルを交えた深刻な事態を招くのは望んでいない。今後、水面下での綱引きを通じた『冷戦』が一層進むだろう」としている。

毎日新聞 2011年10月18日 東京朝刊


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