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国際政治・世界事情

4702チバQ:2012/07/07(土) 00:14:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120707/mds12070700040000-n1.htm
カダフィ政権後、遠い安定 リビアきょう国政選
2012.7.7 00:03 (1/2ページ)
 【トリポリ=大内清】内戦の末、昨年8月にカダフィ独裁政権が崩壊したリビアで7日、国会(定数200)議員選が行われる。同国での選挙は、カダフィ大佐(昨年10月に殺害)が1969年に打倒した王政の時代以来。民主化と本格政権誕生に向けた重要なステップとなるが、直前の5日に、新議会が行うとされていた憲法制定プロセスに重大な変更が加えられるなど、暫定統治を担う「国民評議会(NTC)」のかじ取りは迷走。東西対立からくる選挙妨害も相次いでおり、議会選出後も混乱は続く可能性がある。

 昨年以降、中東・北アフリカに民主化運動が広がった「アラブの春」で政権が倒れた国で議会選が行われるのは、チュニジア、エジプトに次ぎ3カ国目。先の2国と同様にイスラム勢力が躍進するかどうかにも注目が集まっている。

 選挙戦では、かつて過激派組織「イスラム戦闘集団」を指導し、内戦中は反カダフィ派部隊司令官だったアブドルハキーム・ベルハジ氏の「ワタン(郷土)党」や、イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の「正義建設党」などイスラム勢力と、ジブリール前暫定首相が率いる「国民勢力連合」などのリベラル派が争う構図となっている。

 議席は、人口比などから、半数の100議席が首都トリポリのある西部に、60議席が第2の都市で内戦中は反カダフィ派拠点となったベンガジなどの東部に、40議席が砂漠地帯の南部に配分されている。

 当初計画では、選挙後にNTCは解散し権限を議会に移譲、議会は30日以内に首相選任や制憲委員会の指名を行うとされていた。

 しかし、フランス通信(AFP)によると、NTC報道官は5日、制憲委を議会の任命ではなく、国民の直接選挙で選ぶ方式に変更すると発表した。予定されていた政治プロセスが狂う可能性が出てきたのだ。

 混乱の背景には、地域間の根深い対立がある。

 東部には、首都のある西部からの差別で開発が遅れているとの不満が根強い。最初にカダフィ政権打倒に立ち上がったとの自負もあり、政権崩壊後は自治権拡大に向け連邦制の導入を求める声が高まった。

 選挙でも、西部が議席の半数を握ることへの反発があり、東部各地では選管事務所が襲撃される事件が頻発。5日には中部ラスラヌフなどで、武装グループが議席配分の是正を求め石油施設の操業を停止させた。

 同報道官は、憲法制定に関する制度変更は「相当数の人々の求めに応えるためだ」と、東部への譲歩であることを暗に認めた。ただ、西部には連邦制に否定的な意見が多い。

 多くの国民にとっては初の投票となり、選挙自体への期待は大きいが、政治的安定にはなお時間を要するとみられる。


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