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国際政治・世界事情

1430チバQ:2010/06/10(木) 20:53:03
 しかし、議論が、一般住民の手の届かないところまで上昇している電気料金の高騰ぶりや、飲料水についての課金計画案に及ぶと、ムードは一転重苦しいものとなる。「ソウェト憂民団」のメンバーの一人、ベン・タウ氏によると、政権が交代しても、集落で暮らす人々の生活水準は向上していないという。

 「われわれはアパルトヘイトの犠牲者だったが、いまは民主主義の犠牲者だ。名前が変わっただけにすぎない」と同氏は話している。

 ズマ大統領は先ごろ、貧困層へのサービス提供の迅速化を図るべく、政府を再編することを発表した。また、最近の公共工事状況を視察し、住民の間に広がる緊張を鎮めるため、問題を抱えた各居住区を訪問した。

 そうした居住区の一つ、シヤテンバ居住区は、南ア東部にある鉱山地域だ。このところの公共サービス抗議行動を受け、ズマ大統領は、問題解決面の政府の進ちょく状況を折り返し報告することを約束した。先月のある土曜の午後、視察から戻った大統領は、「政府の仕事のやり方の変革」と書かれた緑色の横断幕を掲げて、演説を行った。

 ズマ大統領は、地元住民から耳にたこができるほど話を聞かされた。群衆が掲げるプラカードは、シヤテンバ居住区を、管理がまずいとみなされている別の州の管理下に置くという決定を批判した。診療所、学校、警察があまりにも少なすぎるとみなされた。住民の前で演説をした閣僚にやじを飛ばす者もいた。

 演壇に立った大統領は、群衆にこう要請した。「プラカードを下ろしたまえ。もう見たから」。

 ズマ大統領は群衆に、自分も貧しい育ちであり、彼らの不満は分かっていると念押しした。大統領は、政府が公共サービス改善計画に取り組むことを約束した。演説の締めくくりには、人気のある反アパルトヘイトの歌、『わたしにマシンガンを持ってこい(Bring Me My Machine Gun)』を歌った。群衆は歓声をあげ、大統領と共に踊った。

 ステージを降りた大統領は、少数の記者団に向かい、国民はもっと辛抱強くなる必要があるとして、「扇動されてはだめだ。問題をわれわれ政府の手に委ねなければならない」と語った。


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