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国際政治・世界事情

3140チバQ:2011/10/04(火) 19:51:28
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/10/04/20111004ddm007030124000c.html
リビア:国民評議会、執行部「改造」 議長ら「国土解放」後、辞任
 【カイロ和田浩明】リビアの反カダフィ派統治機構「国民評議会」のアブドルジャリル議長とジブリル暫定首相は3日、東部ベンガジで記者会見し、執行部の一部閣僚の交代を発表した。首相など重要閣僚は留任、実質的な「改造」にとどまる内容。また、両氏はカダフィ派の拠点都市である北中部シルトが陥落した時点で「国土解放」を宣言、辞任すると明言した。移行政府への行程を示し、権力に固執しない姿勢を明示することで、戦闘を主導するイスラム保守派からの「権力独占」批判をかわす狙いがあると見られる。

 中東の衛星放送アルジャジーラなどによると、アブドルジャリル氏はシルト陥落で国民評議会が「国土解放」を宣言、1カ月以内に首都トリポリで移行政府の組織や憲法策定作業を始める計画だと発表。ジブリル氏とともに、新政権にはいかなる形でも参加しない意向も明確にした。

 また、アブドルジャリル氏によると、今回の閣僚交代で外相が辞任し、ジブリル氏が兼任。石油相は国営石油会社が活動を本格再開するまでタルフーニ氏が残留する。

 国防相、内相など治安関係の重要閣僚も留任し、変更は副首相格ポストの廃止、新宗教相の就任、戦死者の遺族や負傷者の支援を担当する閣僚ポストの新設のみにとどまった。

 「ほとんど旧体制が維持されている」(ベンガジの報道関係者)状態だ。

 国民評議会の現執行部に対しては、8月下旬のトリポリ陥落などの戦果に対する「論功行賞」を求めるイスラム保守派などから批判が高まっていた。

 シルトではカダフィ派が頑強な抵抗を続けている。攻略戦が長期化し解放宣言が出せなければ、批判が再燃する可能性もある。

 さらに、カダフィ派は西部バニワリードでも抵抗を続けており、「徹底抗戦」を主張していた前最高指導者のカダフィ大佐も潜伏したままだ。家族や政権幹部も隣国などに逃亡中で、潜在的な治安不安定化要因として残っている。

 42年近く続いたカダフィ独裁政権下で弾圧され政治経験がほとんどない反カダフィ派にとり、カダフィ派との戦闘を続けながら民主的政権を組織するのは容易ではない。国民評議会は新政権の発足後に、20カ月かけて移行国民議会選挙や憲法制定の国民投票を行う予定だが、民主化へのスムーズな移行を実現するには治安の確保が必須だ。

毎日新聞 2011年10月4日 東京朝刊


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