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国際政治・世界事情

6087チバQ:2013/04/09(火) 00:11:54
http://mainichi.jp/select/news/20130409k0000m020117000c.html
サッチャー氏死去:小さな政府志向 日本の経済政策に影響
毎日新聞 2013年04月08日 23時57分

 ◇安倍首相「尊敬すべき政治家」
 8日死去した元英国首相のマーガレット・サッチャー氏は、公営企業の民営化など「小さな政府」を志向する経済政策を断行し、労働争議などで競争力を失った英国経済を復活させる道筋を付けた。サッチャー氏の経済政策は、日本の国鉄民営化など諸外国にも大きな影響を及ぼした。

 首相就任当時、英国は炭鉱など競争力を失った産業の入れ替えが進まず、国際競争力が低下。サッチャー氏は労働争議の規制など雇用改革に踏み切り、労働組合の勢力をそいで不採算炭鉱の閉鎖に着手したほか、電力事業など公営企業の分割・民営化を進めた。

 一連の改革は、市場原理の導入で効率化を図る狙いで、当時の英国経済を活性化させたとの評価は高い。ビッグバンと呼ばれる金融証券部門の自由化は他国の金融制度改革の先駆けとなった。一方で、自国の証券会社などが弱体化し、米欧の大型証券に席巻される「ウィンブルドン現象」も招いた。医療など福祉が弱体化したとの指摘もある。

 こうした経済政策は、米欧や日本の政策当局にも影響を与えた。米国では、規制緩和や歳出削減を柱とするレーガン大統領(当時)の経済政策「レーガノミクス」に結実。日本では、中曽根康弘首相(同)が国鉄や電電公社を分割・民営化し、現在のJRやNTTグループに転換させた。欧州の一部で行われた雇用規制の緩和も、その源流は「サッチャリズム」にあると言える。

 サッチャー氏と親交のあった中曽根氏は8日、「第二次世界大戦後、自由世界で米国のレーガン大統領とともに記憶されるべき政治家だった。共産主義の旧ソ連に対抗し、自由世界の団結を訴えた傑出した政治家だった」とするコメントを発表。「日本企業がトルコで仕事を取った時、先進国首脳会議(サミット)の会合で『あれは欧州企業が取るべき範囲だ』と私に告げに来たことを思い出す」と強気の姿勢だったサッチャー氏をしのんだ。

 安倍晋三首相は「意志の力を身をもって示した偉大なリーダーであり、国家国民のためにすべてをささげた尊敬すべき政治家であった」とのコメントを発表した。【葛西大博、ロンドン坂井隆之】


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