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国際政治・世界事情

5291チバQ:2012/11/12(月) 22:51:32
http://mainichi.jp/select/news/20121113k0000m030055000c.html
シリア:反体制派統一組織 外圧で内部対立うやむやに
毎日新聞 2012年11月12日 20時56分(最終更新 11月12日 21時13分)


反体制派を代表する新たな統一組織「シリア国民連合」の発足で合意し、記念撮影する各派代表者=2012年11月11日、ロイター
拡大写真 【カイロ前田英司】内戦状態にあるシリアの反体制各派は11日、カタールでの8日間にわたる協議の末、統一組織「シリア国民連合」を発足させた。反体制派の結束は泥沼化するシリア情勢の転機になり得るが、今回の合意は反体制派の連携欠如にいらだつ米国などの圧力で各派の対立をうやむやにした「妥協の産物」だ。反体制派は見返りに武装強化を求めており、国際社会の反応次第では「元のもくあみ」になる恐れもある。

 「我々は全シリア国民の自由と権利を追求している」。国民連合の議長に就任したイスラム教スンニ派の穏健派聖職者モアズ・ハティブ師(52)は11日、統一組織がシリアの唯一で正統な代表であると訴えた。カタールのハマド首相は会場に駆けつけて結束を称賛。米国も「今後の支援を楽しみにしている」(国務省)と歓迎した。

 しかし、国民連合の発足は一筋縄ではいかなかった。アサド政権打倒を急ぐ米国やカタールは反体制派の中核「シリア国民評議会」に見切りを付け、新たな統一組織への再編を迫った。国民評議会はキリスト教徒のジョージ・サブラ氏(65)を新議長に選出して生き残りにかけたが、圧力に押し切られて国民連合の傘下になった。

 一方、シリア国内の左派系組織で構成し、アサド政権との対話で打開を目指す「国民調整機構」は路線対立からカタールの協議に出席さえしなかった。

 国民連合は、シリア国内で戦闘を続ける反体制武装勢力も取り込み、「アサド後」の政権移行をにらんだ体制整備を目指す。トルコのダウトオール外相は11日、「もはや支援をちゅうちょする理由はない」と指摘し、反体制派の分裂を理由に武器支援を見送ってきた米欧に方針転換を促した。

 統一組織の実現を優先して主導権争いの矛を収めた国民評議会は、一連の協議の過程で再三、武装強化の必要性を強調している。国際社会が積極支援に転じなければ、不満が噴出するのは確実だ。


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