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国際政治・世界事情

2972チバQ:2011/08/30(火) 21:07:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110830-00000068-mai-int
<リビア>新国家建設の道のり長く…カダフィ政権崩壊1週間
毎日新聞 8月30日(火)19時24分配信

 【トリポリ和田浩明】リビアの反カダフィ派による首都トリポリ制圧でカダフィ政権が崩壊してから30日で1週間がたった。トリポリ市民は水や電力の不足に悩まされながらも、徐々に生活のペースを取り戻しつつある。42年間続いた独裁体制が瓦解(がかい)した今、多くの人が「自由」の味をかみしめている。反カダフィ派は全土掌握を急ぐが、最高指導者カダフィ大佐の行方は知れず、安定した新国家の建設には時間がかかりそうだ。

 29日はイスラム教の「ラマダン(断食月)」最終日。夜になるとトリポリ市街には市民が繰り出し、車のクラクションを鳴らしたり、祝砲を打ち上げて歓喜に浸った。「イスラムの伝統まで規制した」(東部ダルナ市民)とされるカダフィ大佐の逃亡を歓迎する気持ちも強かったようだ。

 23日にトリポリが陥落して以来、カダフィ派の排除が進むにつれ、聞こえてくる銃声も散発的になりつつある。だが、戦闘はカダフィ大佐の拠点だった北中部シルトや南部サブハなどで続く。トリポリ市内にも銃を持った兵士や住民が詰める検問所が残っており、治安改善への道のりは長そうだ。

 生活面の苦労も多い。リビア南部の水源から首都への供給は再開されておらず、市内各所で井戸水を近隣住民が分け合う風景が見られる。首都南部アブスリム地区で洗濯用水を配布していた男性住民のサレハさん(52)は「水は最大の問題だ。今はお互いに助け合う時だ」と話す。

 ガソリン不足も深刻だ。戦闘で製油施設が操業を停止し、隣国チュニジアなどから運び込まれるガソリンの闇市が活況を呈している。価格は紛争前の30倍だ。ガソリンスタンドはほとんどが閉店中で、数少ない営業中のスタンドは順番待ちの客で長蛇の列だ。

 食料は「多くの住民が備蓄しているので当面は問題ない」(トリポリ東郊タジュラの男性住民)とされるが、スーパーマーケットなどの商店は多くが閉まっており、開店していても買い占めで品薄の場合が多い。パン屋前では買い物かごを手にした市民が行列を作る。

 反カダフィ派は26日、カダフィ派が抑えていたチュニジア国境のラスジェディール検問所を掌握した。国境からトリポリまでのルートが30日までに確保されたとの情報もあり、今後は首都に向けた物資輸送が始まるとみられる。

 紛争で停止していたトリポリ市内のゴミ回収作業も再開された。29日にはラマダン明けを晴れ着で祝う住民向けに、服飾店や靴店も開き始め、買い物客でにぎわった。女性や子どもの姿も増え始め、サレハさんは「生活はまだ大変だ。でも、自由の味には代え難いよ」と笑顔を見せた。


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