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国際政治・世界事情

5880チバQ:2013/03/08(金) 23:21:51
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130308/fnc13030821560026-n1.htm
【ルピーの世界】
新幹線を売り込め 日本勢が官民一体でトップセールス 
2013.3.8 21:52 (1/2ページ)

日本側が出品した高速鉄道の模型を前に話し合うセミナー出席者=インド西部のアーメダバード(岩田智雄撮影)
 インドで高速鉄道の整備構想が進んでいる。ニューデリーやムンバイなど主要都市を走る7路線が計画されており、日本やフランス、スペインなどが売り込みにしのぎを削る。こうした中、最優先で整備される予定の路線の起点となる西部グジャラート州アーメダバードで、日本政府は2月に「インド高速セミナー」を開き、政府や企業の幹部がトップセールスで売り込みを図った。

 ■安全・環境アピール

 「開業以来、乗客の死傷者がゼロ。環境性にも優れている」。2月11日のセミナーで、梶山弘志国土交通副大臣はインド側に新幹線の魅力を訴えた。会場にはインド政府やグジャラート州の幹部が出席し、川崎重工業の大橋忠晴会長やJR東日本の石司(せきじ)次男副社長らが熱弁を振るった。

 インドの高速鉄道計画は2009年に発表された。現在、プネ−ムンバイ−アーメダバード(約680キロ)やデリー−アグラ−ラクノー−バラナシ−パトナ(約1千キロ)など7路線が計画され、20年までに4路線の事業化を目指す。

 路線ごとに事前事業化調査が進行中で、アーメダバード路線は仏企業が受注した。事業費は6千億〜7千億ルピー(約1兆〜1兆2千億円)規模とされる。今後は正式な事業化調査を経て、事業の発注が行われる。

 日本は、アーメダバード路線の本工事を落札しようと巻き返しに懸命だ。日本は、グジャラート州が企業誘致のために開く投資イベントの提携国であり、同州には日本企業専用の工業団地建設が進められるなどの追い風もある。

 インドのナレンドラ・モディ州政府首相はセミナーで講演し「グジャラート州はここ数年、インドと日本の将来の協力に向けて日本の信頼を得るために多大な貢献をしてきた」と述べた。モディ氏は国内最大野党、インド人民党(BJP)の連邦政府首相有力候補の一人で、スピーチは日本側関係者を喜ばせた。

 インドの与党、国民会議派を率いるシン首相も昨年11月にカンボジアで行われた野田佳彦首相(当時)との会談で、日本の新幹線システムの採用を念頭に両国間で具体的な協議を進めていくことで一致した。

 ■電力、テロなど課題

 ただ、インドで高速鉄道構想を具体化させるには、課題も山積している。セミナーでは、インド鉄道省当局者が、資金確保の難しさを強調した。国内では高速鉄道の建設よりも貧困層の生活向上が先だとする世論も根強い。インドは慢性的な電力不足状態にあり、新幹線を走らせるための電力の安定供給の難しさが指摘されており、原発の増設など社会インフラの整備も必要となる。

 さらに「テロの懸念」もある。グジャラート州を含むインド各地では、イスラム教とヒンズー教などの宗教間の対立による虐殺事件やイスラム過激派によるテロが相次いでいる。新幹線が高速運転から停止するのに4キロの走行が必要で、もし線路を爆破されれば、大規模な事故になりかねない。(アーメダバード 岩田智雄)


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