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国際政治・世界事情

1641チバQ:2010/09/30(木) 22:02:33
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100930/asi1009302158006-n1.htm
インド、聖地の帰属で判決 宗教抗争勃発懸念も  (1/2ページ)
2010.9.30 21:55

 23日、インド・アヨドヤで、ヒンズー教寺院の前で警戒に当たる治安要員(AP) 【ニューデリー=田北真樹子】インド北部ウッタルプラデシュ州アラハバード高裁は30日、ヒンズー教とイスラム教の間で対立していた同州アヨディヤにある聖地の帰属について、聖地の3分の2の帰属をヒンズー教徒に認める判決を下した。イスラム教過激派などが判決に反発する可能性があり、大規模衝突に発展すれば、高度経済成長を続けるインドの投資環境に影響を与えそうだ。

 判決は、アヨディヤがヒンズー教のラーマ神の生誕地であると認定した上で、聖地を3分割し、3分の2の帰属をヒンズー教徒に、3分の1をイスラム教徒に認めた。

 アヨディヤには、ムガール帝国時代の1528年にモスク(イスラム教礼拝所)が建立された。だが、ヒンズー教徒は、アヨディヤはラーマ神の生誕地で、モスク建立前はヒンズー教寺院があったと主張。1950年に同地の帰属をめぐる最初の訴訟が起きるなど宗教対立が続いていた。

 92年12月には、2万人を超えるヒンズー教徒がモスクを襲撃し、宗教施設をすべて破壊。この後、インド各地で宗教抗争が起こり、2千人以上が死亡したとされている。

 現在、モスク跡には簡素なヒンズー教寺院が建てられている。ヒンズー教至上主義者らはこの地に、本格的なヒンズー教寺院を建立することを計画している。

 シン首相は29日、判決を前に国内主要紙に意見広告を掲載、「判決後はすべての国民に平和と秩序を保つことを要請する」と全土に冷静な対応を呼びかけた。

 インドは国民の約8割がヒンズー教徒で、イスラム教徒は約13%を占める。2002年にも、グジャラート州などで1千人以上が死亡したとされる宗教抗争が起きている。

 今回の判決を前に、政府は治安部隊を各地に配備、宗教抗争に備えている。

 折しもインドでは、首都ニューデリーで3日から、英連邦に所属する71カ国・地域のスポーツ選手が参加する「コモンウェルスゲーム」(英連邦競技大会)が開催される。

 インドはすでに、大会会場準備の遅れなどで参加国から不評を買っており、宗教抗争によりインドのイメージをさらに傷つけかねない事態は何としても避けたいところだ。

 ただ、イスラム教徒らが最高裁に上告するとみられ、司法的に最終決着するにはなお時間がかかる可能性が高い。


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