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国際政治・世界事情

2536チバQ:2011/05/09(月) 22:59:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110508/mds11050820500006-n1.htm
ジハード団指導者 元過激派、政治に野心
2011.5.8 20:45 (1/2ページ)

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エジプトの首都カイロ近郊のギザのアパートでインタビューに応じるジハード団指導者アッブード・ズムル元受刑者(大内清撮影)
 【カイロ=大内清】1980〜90年代のエジプトで数々のテロ事件を起こし、その後、武装闘争放棄を宣言したイスラム主義組織「ジハード団」や「イスラム集団」が、政治参加の動きを活発化させている。約30年にわたり強権体制を敷いたムバラク前政権の崩壊でかつてない自由が訪れる中、これまで当局の監視下に置かれてきた「元過激派」が政治的な野心をみせ始めた動きといえる。

 81年のサダト大統領(当時)暗殺に関与したとして約30年間服役し、3月に釈放されたジハード団指導者の一人、アッブード・ズムル元受刑者(64)は、産経新聞のインタビューに対し、ジハード団を母体とした新党「安寧と発展党」を結成し、「(9月の)議会選で議席確保を目指す」と言明した。すでに政党結成を表明しているイスラム集団などと統一会派を組む構想も明らかにした。

 軍情報部の将校だったズムル元受刑者はサダト氏暗殺後、実刑判決を受け、「収監中の97年に武装闘争放棄を宣言した」。同時期に相次いだ獄中指導部の「転向」後、ジハード団やイスラム集団のメンバーは当局から、政治・社会活動を制限されるのと引き換えに生活面では一定の自由を保証されてきたとされる。

 宣言は組織内に反発も生み、98年にはジハード団幹部だったアイマン・ザワヒリ容疑者一派が、ウサマ・ビンラーディン容疑者の国際テロ組織アルカーイダと合流した。ザワヒリ容疑者は、ビンラーディン容疑者殺害後、後任の指導者として取り沙汰されている。

 ズムル元受刑者は「メンバーの社会参加の意欲は消えなかった」と語り、新党が目指すのは「全エジプト人が平等に扱われる社会」だと強調。イスラム国家化を目指すイデオロギーを放棄するかどうかについては、「ムバラクが去り、新しい考えを持つようになった」と述べるにとどめた。

 政党綱領案も「宗教を通じ善行を促し、悪行を禁じる」などとするだけで、新党が目指す具体的な社会像には触れていない。

 一方、元受刑者は、事実上の最大野党であるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団とも「連携はありえる」と語った。ただし、すでに強固な地盤を持つ同胞団が応じる可能性は低い。

 ジハード団やイスラム集団には、究極的には厳格なイスラム国家を志向していると受け止められていることや、「テロ組織」とのイメージから、国民の警戒心はなおも強い。

 それでも元受刑者は「エジプトは完全に自由になった。自由がある限り誰も暴力に戻らない」と述べ、政治参加こそが暴力との決別への道だと強調。「われわれの活動を妨げるものはなくなった」と語り、勢力拡大に意欲を見せた。


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