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国際政治・世界事情

5133チバQ:2012/10/12(金) 23:05:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121012/erp12101207270001-n1.htm
露、8年ぶり首長公選迫る 「ただの公的行事」批判
2012.10.12 07:23 (1/2ページ)

14日の知事選挙を控え、リャザンの目抜き通りには与党候補、カバリョフ氏のポスターばかりが目立っていた(佐々木正明撮影)
 ロシアで政治改革の一環として8年ぶりに復活した州知事を含む連邦構成体(日本の都道府県に相当)の首長選挙が14日に実施される。しかし、改革派や独立系候補には厳しい出馬条件が設けられており、与党や現職が有利である状況に変わりはない。投開票を待つモスクワ近郊のリャザン州では、野党関係者らから「公正な選挙が骨抜きにされている」「結果が決まったただの公的行事」などとの批判が出ている。(リャザン 佐々木正明)


クレムリン・フィルター独立系阻む


 モスクワ南東約200キロに位置する人口約115万人のリャザン州。14日に知事選の投票が行われる全土5州のうちの一つで、今年7月まで知事を務めた政権与党「統一ロシア」系候補、カバリョフ氏を含めた4人が立候補している。

 州都リャザンでは、カバリョフ氏以外の選挙ポスターやパネルはまず見あたらない。街の入り口の幹線道路にも、まるで「カバリョフの街」と言わんばかりの長さ15メートル強の巨大横断幕が掲げられている。独立系選挙監視団体ゴラス所属のイバノバさんは「地元紙もカバリョフ氏の報道ばかり。与党側は、社会福祉施設やバス停などの公的スペースを利用して、カバリョフ氏の宣伝をしている」と嘆く。

 地元企業のほとんどは「統一ロシア」を支持。14日は休日だが、あえて作業員を出勤させ、「強制的に」投票を促す取り組みも行われているという。

 プーチン政権は、知事を任命制から直接選挙で選ぶ制度を復活させたが、地方議員の5〜10%の署名を集めなければ候補者登録できないなどの「クレムリン(大統領府)・フィルター」を設けた。このため、地方に政治基盤を持たない独立系の多くの候補が出馬断念に追い込まれた。

 今年3月の大統領選挙で野党共産党は同州で20%強の投票を得た。しかし、地方議員は少ないため、知事候補の登録には手間取った。同州議会のマリューギン共産党議員は「今回の選挙は『統一ロシア』が策略をめぐらした選挙。公正な選挙ではない」と訴える。

 政権が「フィルター」を設けた理由について、政治評論家のアブドーニン氏は「クレムリンがコントロールできない知事が就任するのを恐れているから」と語る。知事は中央政府が予算化した地方の国家プログラムを仕切る。プーチン大統領を支持する企業にとって、政権が支配下に置く知事の方がくみしやすく「クレムリンの利権維持」のため、フィルターが必要なのだとも説明している。

【用語解説】ロシアの連邦構成体首長選挙

 プーチン大統領は中央集権を強化するため、2004年に州や共和国など全土に83ある連邦構成体の首長直接選挙を廃止。事実上の任命制を導入した。しかし昨年来の反政権デモの高まりを受け、当時のメドベージェフ大統領が首長の直接選挙を復活させることを公約。今年6月に施行された。


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