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国際政治・世界事情

5771チバQ:2013/02/15(金) 22:27:07
http://mainichi.jp/select/news/20130216k0000m030025000c.html
ローマ法王:バチカン内紛、後継選びに影響も
毎日新聞 2013年02月15日 18時22分(最終更新 02月15日 20時56分)

 【ローマ福島良典】退位を表明したばかりのローマ法王ベネディクト16世(85)が「お膝元」であるバチカン(ローマ法王庁)の内部対立をいさめ、キリスト教カトリック界に波紋を広げている。専門家の間では、法王庁を舞台に展開されてきたイタリア人枢機卿間の権力闘争を指しているとの見方が有力だ。内紛の根深さが退位理由の一つとの観測も浮上しており、3月中旬の次期法王選びにも影響を与えそうだ。

 法王は13日にバチカンのサンピエトロ大聖堂でキリストの受難をしのぶ「灰の水曜日」のミサをささげた際、「教会の一体性を損なう罪」「教会内の分裂」に警鐘を鳴らし、「自己中心主義と内部対立」を克服するよう呼びかけた。

 バチカン日刊機関紙オッセルバトーレ・ロマーノの副編集長を長年務めたジャン・フランコ・スビデルコスキー氏(76)は14日、毎日新聞の取材に、法王の批判は法王庁国務長官(首相)のタルチジオ・ベルトーネ枢機卿(78)と、前国務長官のアンジェロ・ソダーノ首席枢機卿(85)の対立に向けられていると見方を示した。

 国務省は法王庁の最高行政機関で、法王を補佐し、バチカン統治にあたる。ソダーノ氏は1991年から前法王ヨハネ・パウロ2世の懐刀として約15年間、国務長官を務めた。代わって2006年9月に長官に就任したベルトーネ氏は国務省からソダーノ氏に近い人物を追放したという。

 ベルトーネ氏に対しては近年、スキャンダルへの対応のまずさなどに不満を抱く聖職者から辞任を求める声が出ていた。昨年、法王あての内部告発文書が漏えいした事件は、反感を抱くグループによる「ベルトーネ氏追い落とし」が狙いではないかとの観測が流れた。

 ベルトーネ、ソダーノ両氏は3月中旬の法王選挙会議(コンクラーベ)に向けカギを握る人物でもある。ベルトーネ氏は法王空位期間を取り仕切る「カメルレンゴ」として法王代理を務め、ソダーノ氏は枢機卿団の議長としてコンクラーベの準備にあたる。

 イタリア紙レプブリカによると、両氏は法王選挙権のある有力枢機卿との接触を始めているという。イタリア人の後継候補として名前が取りざたされているイタリア司教協議会会長のアンジェロ・バニャスコ・ジェノバ大司教(70)はベルトーネ氏と対立していることで知られている。

 イタリア紙コリエレ・デラ・セラは内部対立を批判した法王発言について「コンクラーベに向けたメッセージ」と解釈しており、法王はイタリア人枢機卿間の仲たがいに苦言を呈した形だ。

 ■ローマ法王の退位までの日程■

15日 バセスク・ルーマニア大統領と会見

16日 ペレスモリナ・グアテマラ大統領と会見

17日 1週間の黙想会スタート

18日 モンティ伊暫定首相と会見

23日 ナポリターノ伊大統領と会見

24日 最後の「アンジェラスの祈り」の集い

27日 サンピエトロ広場で最後の一般謁見

28日 枢機卿らにあいさつ後、ヘリコプターでローマ近郊の離宮に移動。午後8時(日本時間3月1日午前4時)で法王職を終え、空位期間開始


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