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国際政治・世界事情

5088チバQ:2012/10/02(火) 00:33:26
>>5076
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121001/mds12100119360001-n1.htm
世界遺産「アレッポのスーク」で火災 過激派義勇兵の存在顕著に
2012.10.1 19:32 (1/2ページ)

炎上するアレッポの市場(AP)
 【エルサレム=大内清】シリア内戦の激戦地・北部アレッポで、アサド政権と反体制派との戦闘により国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されている旧市街のスーク(市場)から出火、1日までにかなりの部分が被害を受けた。犠牲者の増加にも歯止めがかからない中、外国から義勇兵として反体制派に参加するイスラム過激派の存在も顕著となっており、内戦による混迷の度合いをさらに深めている。

 アレッポのスークは、路地の長さが約13キロにも及ぶ屋根付き市場。13世紀ごろから現在の形に発展し、観光の目玉としてだけでなく、市民生活の場として根付いている。反体制派活動家らによると、今回の火災では、市場内の商店1500軒以上が損傷。直接の原因は不明だが、反体制派はここ数日、アレッポ制圧に向け旧市街にも部隊を展開、これに対し政府軍が集中砲火を浴びせていた。

 シリアにはアレッポ旧市街に加え、ローマ時代の遺跡パルミラなど計6カ所の世界遺産があり、ロイター通信によればユネスコは、うち5カ所が戦闘などで損壊したと推定している。

 また反体制派は、昨年3月の反政府デモ発生以降の死者を約3万人と主張。政権側、反体制派ともに軍事面で決め手を欠いており、戦闘のさらなる泥沼化が予想される。

 こうした中、事態をいっそう複雑にしているのが、リビアやイラクなどアラブ諸国からの義勇兵だ。9月にシリア問題に関する国連・アラブ連盟合同の特別代表に就任したブラヒミ氏は国連安全保障理事会に、政権側の推計として約5千人の外国人が反体制派に加わっていると報告している。

 義勇兵の大部分はイスラム教スンニ派で、シリアの人口の約7割を占めるスンニ派への連帯感と、同国支配層を形成するイスラム教シーア派系のアラウィ派への宗教的な敵意が、内戦参入の主な動機とみられる。国際テロ組織アルカーイダとのつながりが疑われる勢力も少なくない。

 国際社会では当初から、内戦が宗派対立を強め、イスラム過激派の伸長につながると懸念されてきた。だが、反体制派民兵の中心組織「自由シリア軍」が「誰の力でも借りる」(幹部)としている以上、今後も過激派の流入は続く可能性が高い。過激派の暴走で地域の不安定化に拍車がかかる恐れもある。

 クリントン米国務長官は9月28日、反体制派への非軍事支援などとして4500万ドル(約35億円)を拠出すると表明した。ただ米欧も、反体制派の武装闘争を支えることでアサド政権を追い詰めるのか、交渉での決着を目指すのか方向性が定まっておらず、過激派をも含んだ反体制派に“手綱”をつけられずにいる。


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